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「全っ然大丈夫ですよっ！気にしてませんよっ！
テヒョンくん？」
新番組の打ち合わせが行われたその後に、
親睦会での事をVさんに平謝りされた。
(土下座しようとしてたからさすがに止めた)
案の定まったく記憶がなくなるくらい酔っ払ってしまっていたという。
「っえ？」
「親睦会でテヒョンって呼んでって言われたからっふふふっ
それも覚えてないよね〜？(笑)」
「...覚えて、ない、で、す。すいませんっ」
「えへへ、だからこれからもそう呼んじゃおっかなぁ〜って！(笑)
あははっ」
眉毛を下げていつもよりしおらしくなってしまっているVさんが可愛くて、ついからかいたくなってしまった。
「ぜっぜひっ！
そう呼んで貰える方が嬉しいです、俺っ！
へへへっ」
「っえ？あっ...じゃあ...っそうしますねっ！
ふふふっ」
冗談だったんだけどなぁ、だっていくらなんでも馴れ馴れしすぎるし。
でも照れたような可愛い笑顔でそんなふうに言ってもらえたから、いい...のかなっ？
「あっそうそう！これっ、あの、お借りしちゃってて...
ありがとうございましたっ」
ぺこりとお辞儀したテヒョンくんから手渡された可愛らしい紙袋には、
クリーニングされた私のカーディガンと
プリザーブドフラワー入りの可愛いらしい置き時計が入っていた。
「かっ、可愛いーーっ！！！これはっ？？」
「あっ、えっと、撮影で入ったショップに置いてあって、Aさんにと思って...
あの、ご迷惑おかけましたしっ、その、貰って頂ければなぁって...」
「っそ、そんなっ！気を遣わなくていいのにっ！
...でも、折角なので頂きますねっ！
私お花大好きなんですよっ！！」
「それなら良かったですっ！」
「あっ！よく見たら "ネモフィラ"も入ってるっっ！！
可愛いっっ！」
ラナンキュラスとネモフィラのプリザーブドフラワーが入った白い置き時計。
早春のお花たち、優しい色合いでとっても可愛い！！
「偶然ネモフィラの入ってるこの時計が目に入ったのでAさんに、って思って、」
「...
ねぇ、テヒョンくん、
もしかしてお花に詳しいの？？」
「えっ？」
「だって、詳しくないとネモフィラのお花なんて知らないでしょう？？
お花好きなのっ？？？」
「えっ！あっ、はいっ！実はっ、」
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作者名：MEI | 作成日時：2018年9月1日 11時
