７人のオオカミさん ３

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Ｆ-side




｢｢｢かんぱーい！｣｣｣



久々の俺らの秘密の時間。


いつも楽しみにしてるけど、今回はAも一緒。

やっぱり男３人より可愛い女の子がいるほうが楽しいよね。



Ｆ「A、どう？｣

『うん。なんか、高級そうな味がする』









Ｋ「A〜。楽しいだろ〜」

『楽しいー！』


飲み始めて数十分。
Aの向かい側にいたヒロミツが、急に立ち上がって、いつもユータが座ってる席…俺の右隣のAの、右側の椅子に移動してきた。

つまりは、俺とヒロミツの間にAがいる状態。


Ｙ「ミツ、酔っぱらってんだろ」

Ｋ「んー。かもねー。Aがいるから楽しくなって飲み過ぎちゃったかなー」

そう言って、悪びれる様子もなくAの頭を撫でるチビ。

こいつ、俺には酔っ払うなよとか言っといて。


『みっくーん。楽しいよー』

そして、運悪くAも酔っ払っちゃってるっていう…。


Ｙ「んじゃ、そろそろ寝るか」

いいぞ、さすがわた。


Ｋ「んじゃ、A。今日は一緒に寝るか」

は？

『うん。今日はみっくんと寝る』

はぁっ？

Ｙ「こら、A。女の子がおじさんと二人で寝るとか軽々しく言わない」

Ｋ「誰がおじさんだ、コラ。オマエ、今タメだろうが」

『そーだよ。みっくんはおじさんじゃないもん。わったーひどーい』

Ｙ「……」

Ｋ「そんじゃ、行くぞ」

『うん』

だめだめ！


ちょっと、わた！止めてよ。
とっさにわたの顔を見る。


Ｙ「……」

あー、もう黙っちゃってるよ。


『たいちゃん、おやすみー』


だめ！おやすみじゃない。





………こうなったら、あれしかない！



Ｆ「ひろ〜｣

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