近付いてfriendship協定�� ページ23
「してもいいなって覚悟できるまで、待ってて欲しい…。」
なんてもので。
あのね、阿部ちゃん。
そんなうるうるした目で、しかも夏の日差しでその涙の膜がきらきらしちゃってる目を向けてそんなこと言ったら、俺無理しなくていいよなんて言ってあげらんないよ？
「…分かった。」
なんて阿部ちゃんにあわせた振りして、次こそ絶対キスがしたいなんて思ってる、最低な奴なんだ。
「じゃあまた連絡するから。
照声かけられそうも無いし、俺行くね。」
そう言って、居たたまれなくなったのか阿部ちゃんは一人走り去っていった。
その途端、見られてたんじゃないかと言いたいようなタイミングで、スマホが震え出す。
翔太から電話だ。
俺はふっか達に見つからないように足早に校舎の方へ行って電話に出た。
「ふっか見つかんない。
佐久間の方は？」
「あ…。」
思い出すのは、照とキスしてる姿。
「っ、いなかった。」
「じゃあ店LINEしといて、来れたら来てって言っとこ。
涼太も教室戻ってきてるから、佐久間の鞄昇降口に持ってくわ。
そこ合流で。」
「分かった。
鞄助かるわ。」
「おう、じゃあ後でな。」
ぷつりと通話が切れる。
こんな風に今普通に話してる翔太も、舘さんと二人の時は、ふっかや、阿部ちゃんみたいな表情で、キスを受けるんだよね。
なんかそう考えたら、全部が全部変な感じで。
今まで知ってた世界から、異世界にでも迷い込んだ気分だ。
だって、阿部ちゃんがあんな表情することも、俺があんな気持ちに駆られることも、全部知らなかった。
でもその世界から、不思議と出たいとも思わなかった。
寧ろまたあの阿部ちゃんが見たいと、そんなことまで考える始末で。
我ながら自分勝手だなと思うのに、あの約束を破棄したいとは到底思えなかった。
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葉子(プロフ) - ハルさん» 更新が停滞した中、最後までありがとうございました。悶えていただけて何よりです！そして二人の今後まで想像していただけて…。この小説のskabちゃんに思いを馳せてくださりありがとうございます！きっと周りも呆れるような幸せな毎日を過ごしていそうですよね…！ (2020年9月26日 1時) (
レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» 佐久間さんのお友達チームも高校生っぽいと思っていただけて嬉しかったです！甘酸っぱいとかおる様に言っていただけたので、最初の目標も一応達成したということにしたいと思います(笑)またどうぞよろしくお願いします！ (2020年9月26日 1時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - かおるさん» わー！ありがとうございますー！最初から最後まで比較的明るく進めることができました(笑)佐久間さんは最後まで突っ走ってましたが、なんだかんだと佐久間さんを見て嬉しそうな阿部さんでした。意外に阿部さんもぞっこん（これも死語！？）でバカップルになる予感です。 (2020年9月26日 0時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - おばけさん» おばけ様がこちらも読んでくださっていたなんて感激です…！おばけ様のさくあべちゃんが好きすぎて、頭の中の妄想を私が教えてほしいくらいです(笑)萌え生成のプロであるおばけ様から可愛い、甘酸っぱいと言っていただけたので、今夜はニマニマしながら眠れそうです！ (2020年9月26日 0時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - めぐみみさん» 楽しみにしてくださっていたなんて本当に幸せです！深澤さん達のトークは書いている側も楽しかったので、めぐみみ様にも一緒に楽しんでいただけたこと、嬉しく思います。後日談、小説にできるレベルで練れたら更新したいです。行き当たりばったり小説ですみません…！ (2020年9月25日 22時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2020年8月1日 0時
