Snow white Love* 1

4* ページ4

今日はうるさい人と

ご飯食べないから

ちょっと静かで

一人暮らしだと

朝も夜もご飯一人だから

ちょっと寂しかったりもする






会社のテラスがある庭に

さすがに一人でテーブル占領

するのは悪いから

ベンチに座って

持ってきたお昼ご飯

膝の上に広げて食べる









「居た居た！探した！」









おっきな声あげて会社内で

私に話しかけてくるのは

たった一人


『高嗣』









二「昼休憩だろなって思ったから

走ってきた(笑)」









『わざわざ？(笑)

一人で食べれるよ(笑)』









二「寂しい事言うなよ〜

でも俺今から営業周りあるから

ちょっとしたら行かなきゃ」









『仕事あるんだったら

早く行きなよ？』









二「なんかさっきの内線

他人行儀だったからさ」









『仕事なんだから

当たり前じゃん(笑)』









二「だよね〜(笑)

あっねぇその弁当に

入ってるハンバーグちょーだい！」









『って言う前に食べてんじゃん！』









二「うまっ！A作ったの？

今度晩飯おごるよ(笑)！

あっA酒のがいっか(笑)

じゃあ行ってくるわ」









『行ってらっしゃい

頑張ってね』









一瞬で台風がきて

一瞬で台風が去った勢い









高嗣っていつも明るいから

こっちまで元気もらう

たまに部長に二階堂は

うるさいなんて怒られてるけど

彼氏もいなければ

一人でだいたい居る私は

高嗣と居る時は

結構笑ったり

出来て楽しいんだけどね

何よりあの笑顔が

元気になれる感じ




だから営業向いてるなって

すごく思うんだ

っても営業なんて仕事

したことないからわかんないけど

接客業としてだったら

同じ部類だしね









あのハンバーグ

冷食だったんだけど

奢ってくれるみたいだから

黙っとこ



タダ酒ほど

幸せな事ってないでしょ

5*→←3*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す