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「松下〜ご飯行こ!」
期末テスト最終日を終えて、自由を手に入れたわけだが
松「あ、ごめん。用事あるから」
え、、?
ぽかーんとしてる私に手を振って帰って行ったよ、松下。
一人でマックとか悲しすぎるから、仕方なく直帰するよね。
いや今日もね、松下と遊んで帰れると思ってたわけだから音楽プレーヤーなんてないのよ。
12:32発だなんて こんな早い時間の電車に乗って帰るのは初めて。
お昼頃だから空いていて、座れた。
『お久しぶりです』
頭の上から振ってきた声。
声の主はちゃっかり私の隣に座った
安「先輩、テスト後は直帰派ですか?」
「…今日は特別。友達が帰っちゃって」
安「俺もです。大倉帰っちゃって」
「…大倉君と仲良いんだね」
安「大倉のこと知っとるんですか!?」
「委員会が同じで」
そう言うと『あちゃー』って顔をしかめる安田君。
安「そこにも繋がりがあったかー…」
何をいってるんだろう?
詮索したかったけど、安田君は自分の世界に入り込んじゃった感じだったから何も聞かないことにした。
安「A先輩、大倉みたいなんタイプですか?」
「いや、違う………けど、?」
唐突に何、って感じよね
何か年上なのに私が挙動不振っぽくなってるし。
安田君と恋話をすると凄く変な気持ちになる。
覚えた公式も英単語も頭から消えてくような、
教室に忘れ物をして今やっと気付いた、みたいな
とにかく、すごく落ち着かない。
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みき(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きも楽しみにしています! (2020年9月5日 15時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
Re:eighter☆ - 更新頑張ってください! (2020年8月30日 10時) (レス) id: 5dae2b6d43 (このIDを非表示/違反報告)
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