特技 : 胸きゅん【青】 (ページ7)

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安「ヨコちょー！！」

横「おぉ、ヤス～」

え、え、まさかの知り合いなの？

しかも“ヨコちょ”て。“ヤス”て。

安田君すご。先輩にも知り合いがいるとか尊敬。

話し相手がいなくなった私は、黙々とカツサンドを食べた。

イチゴミルクは女子っぽいんだけどね、うん。

カツサンドっていうね、スタミナいっぱいのね昼ご飯なのよね私。

てか松下遅くね？

自販機すぐそこだろー

まだかなーと思って、入り口付近に目をやったら

バッチリ、

安田君と目が合った。

一応ね、初対面ではないから

まぁ相手は忘れてるかもだけどね、

とりあえず、会釈しといた。

いや、私えらくない？

理想の先輩ランキング第1位レベルじゃない？

もう一回目が合ったら気まずいから、そっからは入り口付近を見ることはなくなった。

……まぁ、その数十秒後に松下が帰ってきたからなんだけど。

松「横山の交友関係って意外と謎よね」

「それな。まさか安田君みたいなキラキラ男子の知り合いがいるとはね」

松「…顔もそこそこなのにね、何で彼女いないんだろーね」

「ほんと神様謎」

松「ってか今日委員会だから先帰って」

松下から突然のカミングアウト。

まさかのぼっち下校宣告ね。

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