「chaosと書いてケイオスと読む」① (ページ8)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:2,957 hit

地雷って怖いねページ8

頼斗「………」
刻斗「………」

中学生くらいの男の子2人が顔を見合わせている。
その先には…。

モップ、いやおかしな格好の女性が寝ていた。

頼斗「ちょっと状況整理しない?」

・有季を探して公園に。
・なんか女性が寝ていた。

…以上。

刻斗「なんで路上にベット?」
頼斗「いやそもそも隣のお風呂気にしよう?」

まあ取り敢えず、と刻斗が取り出したのは、カメラ。

頼斗「オイ刻斗?」
刻斗「大丈夫バーストするだけだから」

…何がどう大丈夫なのか。

頼斗「お前それ漢字2文字でなんて言うか分かる?」
刻斗「馬鹿にすんなよ、『好奇心』」
頼斗「違えよ馬鹿ってか3文字じゃねーか⁉」
刻斗「冗談冗談…『本能』だろ?」
頼斗「もう勝手にしてくれ…」

因みに正解は『犯罪』。
良い子の皆さんは真似しないでね!

ゆっくりと刻斗が女性ににじり寄る。
それを呆れて眺める。

…アレ何だ?

ふと気が付いた。
ベッドの下に何か、ある。

『青い丸』に『黄色の魔術文字(ルーン)』…?

………あ⁉

『カチ上げ魔方陣』⁉

頼斗「刻斗下がれ!」
刻斗「うわぁっ⁉⁉」

間一髪、カチ上げられたベッドをギリギリで避けた。

…『カチ上げ魔方陣』。
数年前ここ境推町で流行ったイタズラ魔方陣。
発動時に対象が上に乗っていれば『カチ上げる』。

…丁度あのベッドの様に。

アレ何かベッドコッチに飛んでき「ずしゃああん!!」