「chaosと書いてケイオスと読む」① (ページ26)

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夢の無戦ページ26

ムオン「どういうこと？僕に戦えって？」
フェン「そういうこと。君にはこの世界を牛耳
っているやつを倒してもらいたい。」
そのとき、フェンが空のカナタを睨んだ。
フェン「来る！」
ムオン「来るって？」
僕がそう言った瞬間、目の前に黒い悪魔みたいなものが空から現れた。
ムオン「コイツらは？」
フェン「コイツらは『夢魔』。ここのボスの手
下で、夢を見ている人を襲う。」
ムオン「夢を見る人って…僕！？」
フェン「そう。ここは『夢』の世界だからね。
とにかく戦わないとどこにも行けそうに
ないよ。俺も手伝うから。」
ムオン「戦えって…僕戦えるものなんてない
よ。」
フェン「あるさ、君の想像したものが君の武器
になる。現実か、神話の武器だけだけ
ど。さぁ、早く！」
次の瞬間、フェンの姿は大きな狼になった。
フェン「さぁ」
フェンに言われた通り、頭の中で剣を想像してみる。すると、目の前に剣が現れた。
ムオン「わぁ！ほんとに出た。」
フェン「ね。いった通りでしょ。戦いかたは、
その剣が知っている。さぁ、行くよ！」
僕は、心を決めて剣を構えた。