「chaosと書いてケイオスと読む」① (ページ24)

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戦闘終了② ページ24

頼斗曰く、「刻斗が面白い事になってる」との事。
何それ見逃せないと見に行ってみると。
顔面真っ青で口パクしながら何かから逃げ回る刻斗の姿。

有季「………ぷっ」
頼斗「………くくくっwww」

いや、俺は笑ってないからな⁉
俺は断じて、笑ってないからな!

有季「流石に助けようか?」
頼斗「もう後1日くらいほっとけば?」

それは流石に刻斗が死ぬ。

有季「ウィスパー、何か分かる?」
ウィスパー「さあ、私にはなんとも…」
無銘「幻術の類じゃないのか」
有季「幻術か…俺解除の仕方知らないよ」
ウィスパー「私もお役に立てそうにありません…」
無銘「幻術は専門外なんでね」
頼斗「俺が魔法に弱い事知ってるだろ?」

…全員アウトか、なら仕方がない。

有季「…１つだけ、成功するか分かんないけど」
頼斗「じゃやめとけ」
有季「ちょっとは応援してあげようという気持ちはないのでしょうか?」
無銘「まずは試してみたらどうだ?」
有季「それもそうだね。『絶対看破(アブソルートインサイト)』!」

『絶対看破(アブソルートインサイト)』を発動すると、刻斗が不意に立ち止まり、

刻斗「…もう、限、か」

ぶっ倒れた。

有季「…これ成功でいいんだよね?」
ウィスパー「いやなんで看破で解除出来たんです⁉」

あら結構混乱してるね。

有季「…移動しながら説明するよ。無銘、その人ベットごと運べる?」
無銘「…ああ、可能だが」
有季「マジか冗談半分だったのに。じゃ頼斗、刻斗一緒に運ぶぞ」
頼斗「ラジャー!…で、どこ行くの?」
有季「いつものとこさ」