183話 ページ2
〜Aside〜
エース｢いや､願っただけじゃそうはならないだろ｡｣
デュース｢いや､Aは色々規格外な所があるから､
無意識に性別が分からなくなる魔法を
自分にかけていたんじゃないか?｣
レオナ｢……確かにコイツには性別に
対する認識阻害魔法がかかってる｡
それもコイツ自身の魔力でな｡
俺がコイツに会ったときからずっとだ｡｣
エース｢四六時中自分に魔法をかけてるってこと?
やばすぎでしょ……｣
A｢マジか……我ながらスゲー……天才かも?｣
ジャック｢……ちょっと待て､
何で性別を隠す必要があるんだ?
お前､もしかして……｣
ラギー｢お､女の子?｣
A｢いや?そうかもしれないし､
そうじゃないかもしれないよ?
僕は性別じゃなくて､僕という1人の人として
見てほしいからね｡それに､例え認識阻害
をしてなかったとしても心は
どっちかわからないし｡｣
チェカ｢難しくて分からないよ〜!｣
A｢うーん､つまり､男の子でも女の子でも
あるし､どっちでもないって感じかな?｣
チェカ｢う〜ん､やっぱり､よくわかんない……｣
A｢うーん……説明も難しいな……
じゃあ､チェカくんはなにが好き?｣
チェカ｢おじたん!｣
A｢プッwww……じゃ､おじたんが好きって
みんなに言ったとしよう｡でも､周りには
''男の子なのに''おじたんが
好きなのはおかしい｡
って言われたらどう思う?｣
チェカ｢嫌だ!別におかしくないもん!｣
A｢でしょ?僕もそう｡女の子だから､
男の子だからって好きなものを
おかしいって言われるのが嫌だから
男の子か女の子なのかは教えない｡｣
ま､でも一種の逃げでもあるかな……
チェカ｢……少しだけ､わかった気がする｡
じゃあ､お兄さん?お姉さん?の名前
教えて欲しい!｣
A｢っえ!?僕の?あはは､僕はA・A｡
よろしくね｡チェカくん｡｣
チェカ｢うん!よろしく!Aさん!｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年3月1日 22時
