139話 ページ7
〜Aside〜
ーハーツラビュル寮 トレイの部屋
エース｢失礼しまーす｡｣
デュース｢クローバー先輩､大丈夫ですか?｣
グリム｢おう､眼鏡!
シケたツラ拝みにきてやったんだゾ!｣
ケイト｢あれ､エーデュースコンビじゃん｡それに
グリちゃんにAちゃんと
ユウちゃんまで勢揃いで｡｣
エース｢どもっす……って｡
ケイト先輩､その『エーデュース』ってなに?｣
ケイト｢え?2人とも『ス』が名前の最後についてる
からまとめてみただけ｡｣
デュース｢横着しないで下さいっ!｣
エース｢そんなことより､トレイ先輩の怪我って
どんなカンジなんすか?｣
トレイ｢ああ｡階段から足を踏み外したんだ｡
受け身をとりそこねて右足を派手に
やっちまった｡しばらくは松葉杖生活だな｡｣
デュース｢えっ!それ､わりと重症じゃないですか｡｣
トレイ｢今年のマジフト大会､
俺は見学になりそうだ｡｣
グリム｢かすり傷だったら渡すのやめようと
思ってたけど……コレ､見舞いのツナ缶｡
元気出すんだゾ､眼鏡｡｣
A｢グリムがツナ缶渡すことなんて
天地がひっくり返ってもないですよ｡
良かったですね!トレイ先輩｡｣
トレイ｢はは､ありがとな｡｣
A｢困ったらなんでも言って下さい!
トレイ先輩には結構お世話になってるんで
なんでもいいですよ!椅子でも雑巾でも
なんでもやります!｣
トレイ｢流石にそこまではやらなくていいぞ……｣
ケイト｢もー､マジ勘弁｡主力選手のトレイくんが
いないのしんどいし､
また選手選び直さなきゃ｡｣
デュース&エース｢!!選手選び?｣
リドル｢なんだいキミたち｡
怪我人の部屋にどやどやと集まって｡｣
グリム｢ふな゛っ!怒りんぼリドル!｣
リドル｢怒りんぼって｡キミたちが
ルール違反をしないなら怒らないよ｡
トレイ､具合はどう?
なにか食べたいものや飲みたいものはある?｣
トレイ｢そんなに心配しなくても
大丈夫だって言ってるだろ?｣
リドル｢でも､その怪我はボクのせいで……｣
エース｢どういうことっスか?｣
リドル｢用事があって､昼休みに3年生の教室へ
行ったんだ｡その時……｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
