181話 ページ49
〜Aside〜
エース｢てなわけでお前が寝てる間に閉会式も
とっくに終わって､もう会場の撤収作業
始まっちゃってるよ｡｣
ユウ｢サバナクロー寮はどうなったの?｣
レオナ｢チッ……あいつら､マジでディスクじゃなくて
俺たちを直接狙ってきやがって｡｣
ラギー｢おかげでディアソムニア寮と戦う頃には
オレたちヨレヨレ｡
結局優勝はディアソムニア寮ッスよ｡｣
ジャック｢レオナ先輩､ラギー先輩!
目が覚めたんスか｡｣
レオナ｢チッ……この俺が昼寝以外で保健室のベッド
を使うハメになるなんてな｡｣
ラギー｢ディアソムニア寮生は1人もここに
担ぎ込まれてないとこがまた､
腹立つッスねぇ｡｣
エース｢噂には聞いてたけど､マジでディアソムニア
の寮長ハンパなかったわ｡｣
デュース｢ああ……凄かったな｡
ユウも見たら驚くはずだ｡｣
エース｢アレに勝てるイメージ湧かないのはわかる…
って思っちゃった｡正直､Aでも
勝てるか危うい｡｣
ジャック｢フン｡挑む前から負ける気でいたら
勝てるもんも勝てねぇよ｡
俺は来年はディアソムニア寮に勝ってみせる｡
卑怯な手を使わず､俺の全力を尽くしてな｡｣
レオナ｢フン｡卑怯な手だって､自分の力のうちだろ?｣
ユウ｢反省の色が見えない……｣
レオナ｢反省?どこに反省の必要が?
今年の大会は､俺なりに全力を尽くした｡
来年もまた､勝つために全力を尽くすだけだ｡｣
ラギー｢シシシッ!
さすがレオナさん｡そうこなくっちゃ｡｣
ジャック｢やれやれ｡先が思いやられるぜ……｣
グリム｢来年こそはトーナメント戦に
出てやるんだゾ!｣
デュース｢僕たちも選手枠として出られるように
頑張らないとな｡｣
エース｢確かに｡今年みたいに
格好悪い目立ち方は､もう勘弁だわ｡｣
デュース｢そういえば､Aは観客の誘導の時､
ディアソムニアの寮長に手伝って
もらってたよな?どうだった?｣
A｢いやー､マジでビジュが大優勝｡
存在しているだけで宇宙500個以上救える!
手伝いも快く受けてくれたし､
僕､正直いらなかったわ｡
友達になりてぇ〜!!｣
レオナ｢ハッ……あいつと友達?
気でも狂ってんのか?｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
