171話 ページ39
〜Aside〜
ーゴゴゴゴゴッ!!
ラギー｢ぐえぇっ……!｣
サバナクロー寮生たち｢うわああっ!!｣
グリム｢な､なんだコレ?鼻が乾く……目がいてぇ!｣
A｢みんな僕の後ろに来て｡壁貼っとくから｡｣
ジャック｢レオナ先輩が触れたもの全て
砂に変わっていく……!?｣
レオナ｢これが俺のユニーク魔法
『王者の咆哮(キングス・ロアー)』
皮肉だろ?なにより干ばつを忌み嫌う
サバンナの王子が持って生まれた魔法が……
全てを干上がらせ､
砂に変えちまうものだなんて!｣
ラギー｢レオナ……さ……っ苦し……ッ!｣
デュース｢ラギーの腕にひび割れが!｣
エース｢まさか人間も干上がらせるってのかよ!?｣
リドル｢レオナ､それ以上はやめるんだ!
『首をはねろ!(オフ・ウィズ・ユアヘッド)』｣
ーガキーンッ!
グリム｢ふな゛っ!?
リドルの首輪が弾かれた!｣
A｢なるほど､ああやって弾くのか｡｣
レオナ｢秀才だかなんだか知らねぇが､
年上をナメるなよ｡生憎､
俺は防御魔法の成績がいいんだ｡｣
リドル｢くっ!｣
レオナ｢はは!どうだ｡ラギー｡苦しいかよ｡
口の中が乾いちまって､お得意の
おべっかも使えねぇか?｣
ラギー｢ひぐっ……うぅっ……｣
ジャック｢まずい､あのままじゃラギー先輩が!｣
ユウ｢殴ってでも止めないと!｣
A｢僕がラギー先輩が死なないように
水分を魔法で保っとくから､みんなは
レオナ先輩を止めて｡といっても､
こっからの距離とレオナ先輩の注ぐ
魔法量的に長く保つのはキツそう……｣
レオナ｢チッ……うぜぇ｡｣
リドル｢それほどの力があって､
何故こんなことをする!｣
レオナ｢何故……?理由なんか聞いてどうする｡
俺を叱って､慰めてくれるって?
実力があったって､努力したって
どうしようもねぇことがこの世の中には
いくらでもあんだよ｡現にラギーは
この俺に手も足も出ねぇ｡可哀想に｡
憐れだよなぁ……｣
ラギー｢はっ……ぐぅ……っ!｣
ジャック｢ーもうやめねぇか!!
『月夜を破る遠吠え
(アンリイッシュ・ビースト)』!｣
ーキラキラ✨
リドル｢あれは…!?｣
A｢もふもふだぁ〜✨!｣
ジャック｢ガウガウッ!!ガルルル!ガウッ!!!｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
