136話 ページ4
〜Aside〜
グリム｢大会がどうなろうと
知ったこっちゃねーんだゾ｡ペッペッ｡｣
クロウリー｢そうですか……とっておきの
ご褒美も用意していたんですが……｣
グリム｢へん!その手にはもう釣られねーんだゾ!
ツナ缶100缶積まれたって協力してやんね｡｣
クロウリー｢では､マジカルシフト大会の出場枠……
というのはいかがです?｣
グリム｢えっ!?｣
クロウリー｢事件解決の暁には､
君たちの寮にマジカルシフト大会出場枠
を用意して差し上げましょう｡
どうです?私､とびきり優しいでしょう｡｣
グリム｢ふな……ふなぁ…!?｣
クロウリー｢大会に出られればその雄姿は
世界中に放映｡さらに満席のコロシアムの
喝采を浴びることができますよ｡
ひゅーひゅー!期待のルーキー・グリム選手
の入場です!なーんちゃって｡｣
グリム｢や､やべぇ……
その光景が目に浮かぶようなんだゾ…｣
クロウリー｢ですが､今回はご協力
いただけないんでしたよね｡
残念ですが､この話はなかったことに｡｣
わりぃ大人だ……
グリム｢ちょっと待った〜〜〜〜!
やる!やるんだゾ!｣
クロウリー｢おや?やるんですか?｣
グリム｢大会に出してくれるんなら話は別だ!!
なっ､A､ユウ!｣
ユウ｢僕は別にいいんだけど､マジカルシフト
には選手が7人必要だったよね?｣
クロウリー｢そこはホラ｡学園長がマジカルな
ミラクルでなんとか4人の選手を
補填してあげます｡｣
A｢あ､学園長｡僕､マジカルシフト大会には
出たくないです｡顔とか晒したくないし､
僕が出るとゲームにすらならないことが
今日発覚したので……(´・ω・`)
でも､いつもお世話にはなってるし､
事件解決は手伝いますよ｡｣
クロウリー｢そうなんですか?まぁ､
手伝ってくれるならいいんですが……｣
A｢そもそも僕､性別隠してるんで､
なんでそんなのが男子校に!?
ってなっちゃいますし｡｣
クロウリー｢そこは別に公表しなければいいだけの
話ですが……｣
グリム｢オイA､そんな細かいことは後で
いいから早速聞き込みに出かけるんだゾ!｣
A｢細かいかな?今の?｣
クロウリー｢3人とも､頼みましたよ｡｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
