159話 ページ27
〜Aside〜
リドル｢待て!止まらないと首をはねるぞ!
『オフ・ウィズ……｣
ケイト｢ちょっと待った､リドルくん!やっと身体
からブロットが抜けたばっかりなんだから､
ダメだって!｣
エース｢やー､お前のフラミンゴ当番用のピンクの服
スゴかったわ｡ドピンクのヒョウ柄って｡｣
デュース｢し､仕方ないだろう｡
ピンクの服がそれしかなかったんだから……｣
エース｢つーか､結局変なルールがたくさん
残ってるよな｡前よりマシだけどさ｡｣
ケイト｢あっ､エースちゃん､デュースちゃん!
いいところに!｣
エース｢え､どーしたんスか?そんなに慌てて｡｣
リドル｢連続傷害事件および
マジカルペン窃盗の犯人が逃げた!
キミたち､今すぐラギー・ブッチを
捕まえろ!さもなくば､おわかりだね!?｣
デュース｢えぇえ!?｣
エース｢オレら､とばっちりじゃん!｣
ユウ｢選手選抜のアピールできるチャンスだよ!
2人共頑張って!｣
A｢僕も追いかけるからさ!ほら､行こー!｣
そして、ラギー先輩を追いかけるのであった｡
ー中庭
ラギー｢シシシッ!4人がかりでそんなもんッスかぁ?
噂の天才さんも大したことないッスねぇ｡｣
エース｢ぜー､はー、な､なんなのアイツ!?
めちゃくちゃすばしっこい!｣
デュース｢ただ足が速い､というより､はぁ､高低差を
飛び越える能力が尋常じゃないな｡｣
グリム｢ふなぁあぁ……オレ様でも
追い付けないなんて……｣
ラギー｢シシシッ!こんなんスラムの裏道
に比べたら余裕ッスよ｡つかさぁ､
もしここでオレを捕まえたってアンタら
オレが犯人って言い切れなくないッスか?｣
デュース｢なんだと?｣
ラギー｢だって､オレが怪我させたって証拠､
ないッスよね｡誰かオレが魔法使ってるとこ
見たんスか?そんで､それ写真に撮ったり
したんスか?してないッスよねぇ?｣
エース｢うぐっ……そ､それは｡｣
ユウ｢確かに……でも卑怯だ……｣
ラギー｢卑怯者?褒め言葉ッスわ｡
シシシッ!次にオレを追い回すときには
証拠揃えてからきてくださいッス。
ま､君たちじゃ次も無理だろうけど｡｣
グリム｢ううう……悔しいんだゾ〜｡｣
ラギー｢んじゃ､今日の追いかけっこはここまで｡｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
