154話 ページ22
〜Noside〜
ラギー｢アイツ､危険ッスね｡
オレ､やっちまいましょうか?｣
レオナ｢まぁ､待て｡どうせアイツがクロウリー
たちにチクったところで証拠はなにもない｡
それに､アイツの能力は潰すには惜しい｡
動向だけしっかり見張っておけ｡｣
ラギー｢うぃッス｡｣
ーガチャ
レオナ｢……チッ､あの１年坊……
兄貴みてぇなこと言いやがって｡｣
〜ユウside〜
ーオンボロ寮 ユウの部屋
ユウ｢動物たちの行進?｣
〈スカー〉天地がひっくり返り新しい時代が始まるんだ
〈シェンジ〉あたいたちハイエナは?
〈スカー〉最後まで聞け
〈スカー〉シンバを殺すんだ父子もろとも
〈スカー〉そして俺が王になる!
〈バンザイ〉いいぞ王様万歳!
〈ハイエナたち〉王様万歳!
〈スカー〉牙と野心なら誰にも負けない
〈スカー〉覚悟しておけ!
ユウ｢何故そんなに王になりたいんだろう?｣
ー朝
ユウ｢また動物の夢をみたな……｣
グリム｢オッ､ユウ､起きたか｡
もう朝食の時間が始まってるんだゾ｡
早く行こう!｣
ーメインストリート
〜Aside〜
グリム｢そういやオマエら､昨日の夜どこか
出かけてたのか?トイレに起きたら
いなかったんだゾ｡｣
ユウ｢そういえば昨日の夜……｣
ー割愛
ユウ｢って言うことがあって……｣
A｢そーそー!推しに出会える
最高イベントだったよね!｣
グリム｢ほぇー｡頭に角が生えた変なヤツかあ｡
名前は?｣
ユウ｢わからないんだよね……でも､
好きな名前で呼べって言われたな……｣
グリム｢うーん､じゃあ……
『ツノ太郎』なんてどうだ?｣
ユウ｢それは流石にどうかな……?｣
グリム｢好きにしろって言ったなら､
怒る資格はねぇんだゾ!
ツノ太郎も学園の生徒なら､
そのうちひょっこり会うかもな｡
そしたらオレ様にも紹介してくれよ｡
ツノが生えた人間なんて見た事ねぇんだゾ!｣
ケイト｢おはおはー､Aちゃん､ユウちゃん｡｣
リドル｢ん｡ユウ｡少しタイが曲がっているよ｡
ルールの乱れは衣服の乱れからだ｡
監督生がそれでは寮生に示しがつかない｡
……といってもキミの寮の寮生は一匹と
1人だけだけどね｡……うん､これでよし｡｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
