152話 ページ20
〜Aside〜
角を持つ男｢そっちのお前｡名は?｣
A｢うぇ!?僕ですか?
僕はA・Aです｡｣
角を持つ男｢A……リリアが面白い1年がいる｡
と言っていたな｡確かに人間にも関わらず
僕と同等レベルの魔力量がある｡ふっ……
面白い……｣
顔面が国宝超えて宇宙宝😭……❗
角を持つ男｢ふぅ……それにしても……
人が住み着いてしまったということは
もうこの廃墟は廃墟ではない｡残念だ｡
また次の夜の散歩用の廃墟を探さなくては｡
では､僕はこれで｡｣
ユウ｢き､消えた……｣
〜Noside〜
ーサバナクロー寮 レオナの部屋
ラギー｢レオナさん､お疲れ様ッス｡
お夜食持ってきたッスよ｡
ついでに一仕事こなしてきたッス｡｣
レオナ｢あぁ｡お前は気が利くな､ラギー｡｣
ラギー｢そりゃもう｡
レオナさんのためならお安い御用ッス｡｣
レオナ｢はっ､よく言うぜ｡
自分のためにやってんだろ､お前は｡｣
ラギー｢……やだなあレオナさん｡
オレたちのため､ッスよ｡世界を
ひっくり返してやりたいのはみんな一緒ッス｡
伝説の百獣の王と手を組んだハイエナだって､
自分たちの境遇をひっくり返すために
百獣の王に従った｡オレも同じこと
してるだけッスよ｡｣
レオナ｢ふん｡なら『狩り』は慎重にやれ｡
証拠を残すなよ｡｣
ラギー｢シシシッ!もちろん｡獲物はひとかけらだって
残さず片付けるのがハイエナの
ポリシーッスから｡ところでレオナさん｡
次の獲物ッスけど､
どの寮の誰にしましょうか?｣
レオナ｢そうだなァ｡人の話をこそこそ
立ち聞きしている狼なんてのはどうだ?｣
ラギー｢えっ?｣
レオナ｢いるんだろ､１年坊｡
そんなにでけぇ耳して立ち聞きとは
趣味が悪いぜ｡｣
ーガチャ
ジャック｢………｡｣
レオナ｢こんな夜更けになんの用だ?ホームシックで
子守歌でもねだりにきたのか?｣
ラギー｢オレが歌ってやろーか?シシシッ!｣
ジャック｢理由が知りたい｡
あんたたちは､何故こんなことをする?｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
