148話 ページ16
〜Aside〜
ーサバナクロー寮 マジフト場
とりあえず､試合中は悪意のある推しに向かっての
攻撃だけ跳ね返して､
あとは全部パスでなんとか切り抜けたのだった｡
そもそも本来負けイベだしね。
グリム｢ひぃ､はぁ……｣
エース｢はあ､はあ…うっそだろ…1点も入れらんねー｡｣
デュース｢なんて隙のないフォーメーションだ……｣
ケイト｢はぁ……レオナくん……
昔から天才司令塔って言われてただけあるね｡
ちょっとこのメンツじゃ
太刀打ちできねーわ……っ｡｣
A｢いやー､強い､強い(棒)｣
エース｢お前､全然息切れてねぇじゃねぇか……
ほぼ動いてねぇし……｣
レオナ｢………｡おら､どうしたァ?
もう終わりか?｣
ラギー｢シシシッ!
さっきの威勢の良さはどうしたんスか?｣
レオナ｢ほら､立てよ草食動物ども｡
もうワンゲームといこうぜ｡｣
ユウ｢こ､こんなの暴力と同じだ……｣
ジャック｢なにしてんスか､あんたら｡｣
レオナ｢ん?縄張りに踏み込んだ奴らと
ちょっと遊んでやってるだけだろ｡｣
ジャック｢初心者いたぶってなにが楽しいんスか｡｣
ラギー｢なーにぃ?ジャックくん｡正義のヒーロー
みたいでカッコいいッスねぇ｡シシシッ!｣
ジャック｢俺はただ､みっともなくて見てられねぇ
って言ってるだけっす｡｣
レオナ｢……｡はっ､しらけること言うぜ｡｣
サバナクロー寮生A｢おいジャック!てめー
1年のくせに生意気だぞ!｣
ジャック｢……あんたらこそ､上級生のやることじゃ
ないんじゃないすか｡｣
サバナクロー寮生C｢あんだとぉ!?
お前もやられたいんかよ!｣
レオナ｢は｡１年坊｡
威勢がよくて結構なことだ｡
まあいい､もう飽きた｡
お前らを相手にしたってなんの意味もない｡
行くぞ､ラギー｡｣
ラギー｢ウィーッス｡｣
レオナ｢……それとお前｡｣
A｢誰?｣
レオナ｢お前しかいねぇだろ｡｣
A｢え?僕?｣
レオナ｢お前､さっきの試合､手加減しただろ｡
仲間に当たりそうな魔法だけ全部跳ね返して､
他はパスばっか回しやがって｡
……チッ｡馬鹿にされて腹が立つ｡
俺はお前みてぇなヤツが大嫌いなんだよ｡｣
A｢ガーン!😱お､おお､推しに､推しに
キライって､キライって言われた……
僕はもう生きていけない……😭｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
