144話 ページ12
〜Aside〜
ーメインストリート
グリム｢はあ､はあ……怖かったんだゾ｡
なんなんだ､アイツら?｣
リドル｢ボクに聞かないでくれ｡1年の頃から
あの2人は得体が知れなくて苦手なんだ｡｣
ケイト｢あの2人は攻撃したら
報復が怖そうなカンジだね｡｣
エース｢オレなら狙わないかな｡｣
ケイト｢じゃあ､そろそろ日が暮れそうだし
次は本日最後のけーくんチェック｡
サバナクロー寮のジャック・ハウルくん｡
1年生｡運動神経抜群で､ありとあらゆる
運動部からスカウトが殺到してるって噂｡｣
デュース｢この時間ならもう寮に
戻ってるかもしれないな｡｣
リドル｢ああ､もう5時か｡ハートの女王の法律・
第346条『午後5時以降は庭でクロッケー
をしてはならない』ボクはいったん
寮に戻るよ｡目を話すとルール違反を
するヤツがいるからね｡｣
グリム｢ちったぁ丸くなったと思ったのに
相変わらずなんだゾ｡｣
リドル｢うっ……｡こ､これでもだいぶ､かなり､
ルールを緩くしてるつもりだけど｡｣
ケイト｢うんうん｡前よりかなーり
優しくなったよね｡真面目なところも
リドルくんのいいとこだよ♪
ってわけで､頑張ってねリドルくん｡｣
A｢ほどほどにしてあげてね｡
リドル先輩｡リドル先輩が
変わろうとしてるのは僕もわかってるからさ｣
リドル｢ああ､ありがとう｡ケイト､A｡｣
エース｢なーんか寮長､Aとかトレイ先輩とか
ケイト先輩には異常に丸くなるよな〜｡｣
A｢え?そう?みんなと対して変わらなくない?｣
ケイト｢自分だとあんまり自覚ないけど､
確かにトレイくんとかAちゃんには
特に心許してるカンジがするよね〜｡｣
A｢トレイ先輩はともかく僕は
出会ったばっかだよ?そんなことないって｡
食料不足でトレイ先輩のお菓子
貰いに行くとき話したりはするけど｡｣
デュース｢だから､最近ハーツラビュルに
よく来てるのか｡｣
エース｢そんなに食料危機なの?お前らの寮｡
……んじゃ､気を取り直して､オレたちは
サバナクロー寮に行ってみよっか｡｣
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作者名：ぺたんさん | 作成日時：2024年1月1日 2時
