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A「あ、七五三掛先輩。」
七「Aちゃん、久しぶり」
A「お久しぶりです。」
七「分かってるよ、俺今から振られるんだよね
大丈夫だよゆっくりでいいからAちゃんの思い聞かせて？」
コテッと頭を傾けて優しく微笑まれる
優しくてかわいくて後輩思いな七五三掛先輩は私の大好きな先輩だ
A「ごめんなさい、七五三掛先輩とはお付き合いできないです」
七「松倉くん、だよね」
A「え、」
見透かされていたようにサラリと松倉くんの名前を出される
七「文化祭の写真サークルの展示会見た？
松倉くんの見に行った方がいいよ 今回の写真のテーマ思い出してみて」
好きなもの
七「がんばってね」
そう言われると私は写真の展示会へ急いで走った
そこには私が高校生の時にデザインをしている姿をうつした1枚の写真
タイトル 「僕の好きな人」
撮影者 「松倉海斗」
こんなの何年前、、、、松倉くんの好きな人って私だったの？
その写真は最優秀として堂々と真ん中に飾られている
横にいた女の人2人が口を開く
2人「絶対これ彼氏が撮ってるね〜写真から愛しさ溢れてるもんね」
「だって、僕の好きな人でしょ素敵だね〜」
そう聞こえて顔が赤くなる
何で気付かなかったんだろう
友達として戦友としてずっとそばにいてくれた松倉くんはずっとまっすぐに私を
見てくれていた いつもいちごみるくをくれるときは顔が赤かった
どんなときだってそばにいてくれて私の味方だった
そんな松倉くんにいつの間にか恋をしていた
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作者名：ぴすたちお | 作成日時：2022年2月23日 19時
