だる [kn] # ページ22
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勢いで書いてます 普通に倫理的にアウト
夢主が人外 結構中途半端に終わる
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ヒトを、やっちゃった。
そんなメッセージを彼に送った後、機械(ヒトはこれをすまほと呼ぶ)の光を消してぽけっとにつめこむ。
足元に広がる血生臭い光景。片手に握られたないふからは、ぴとん、ぴとんと水気の音を立てて血が零れ落ちていった。眉を顰めて、そのヒトを一瞥する。
彼に出会ってから、ヒトをたべたり、ころしたりするのはダメな事なんだって知った。私の暮らしてた場所ではそれは当たり前の行為だったから、その常識を受け入れるのは抵抗があったけど、彼に嫌われたくなかったからずっと我慢してた。
私たち一族の習性であり、衝動的なモノ。ヒトをころしてたべること。正直、ヒトがたべてるお肉は美味しくない。ぱさぱさして、味がきもちわるい。でも、彼とたべるごはんはおいしかったから、ずっとそれで耐えてた。
でも、仕方ないよね。生まれつきの衝動だから。
ころしたヒトに、手を伸ばす。久しぶりに嗅ぐ血の香りに、こころが踊るのが分かる。太もも部分のおにくに、手を伸ばして、
「A」
びくん、と肩が跳ねるのが自分でも分かった。聞き覚えがある声だったけど、初めて聴くほど冷たい声。指先から凍っていくような、そんなはじめての感覚に背中が震えた。
永遠にも思えるような静寂が響いて、だんだんとしんぞうの鼓動も落ち着いてきたとき。もう一回、彼の声が響く。
「……やっちゃった？」
「う、うん」
先ほどよりもゆるやかになったような、そんな声色で彼は言う。やめてよ、安心しちゃうじゃないか。どうせきっと嫌うのに、結果は同じなのに、許してくれるって期待してしまうじゃないか。
「そっか」
不意に、首元にあたたかさが走った。それから、背中にも。私があの日、初めて抱きしめられた時と同じ感覚。さっき呟かれたセリフから考えると、これがきっと最後のあたたかさだ。堪能しようと目を瞑る。
彼がもう一回呟くのが聞こえる。
「……次からはやめてね。心臓に悪いから」
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ぴすけっとの遊び場(プロフ) - りゃまさん» うわ〜！！ｺﾒﾝﾄありがとうございます🙇♀️ 毎回お題に工夫を入れたり、言葉選びには気を遣ったりしているので、そのお言葉とっても嬉しいです🙌 これからも頑張ります……!!嬉しいお言葉、本当にありがとうございます!!!! (2021年12月13日 19時) (
レス) @page4 id: af576e9416 (このIDを非表示/違反報告)
りゃま - 初めまして、！ お話の構成、言葉選び、口調等々、とても好きです！ お話の設定された題材等、とても大好きです…… 個人的にとても大好きです、これからも頑張って下さい！ (2021年12月13日 0時) (レス) @page4 id: b71400f95b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：健康優良児ぴすけ | 作成日時：2021年12月5日 17時
