影山兄も天才だけど似ていない。４ (ページ18)

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終戦ページ18

母「A…ごめんなさい。
　私を庇ってそんな怪我を…」
A『母さんは生きててほしいからさ。
　母さん死んだら俺らが生活出来なくなる。』

それだけは嫌だから俺は母さんを守った。
だから俺は死ぬ覚悟でいた訳だ。

飛「A。全部話して。」
A『うん。俺は…父さんからDVを
　受けていた。あっ！暴言と暴力ね。
　何でかと言うと、飛雄と姉さんに
　手を出そうとしてたから。』

俺は他の人に被害を出すなんてこと
したくなかったから。しかも大事な姉弟だもん。

飛「何で言ってくれなかったんだよ！！」
A『それは…弱ってる自分を
　見せたくなかったからかな？(ニコッ)』

ただの不必要なプライドだよ。
笑ってくれていいよ。でもそんな悲しい顔は
しないでよ。

A『この話は辞め！あーあ。またこんなに
　傷増やしちゃった…元から多いのに…』
飛「A…辛かったな…ゴメン…」

と俺を抱き締め、涙を溢しながら言う。

そんなん言われたら辛かったこと
思い出して涙が止まらなくなるじゃん…

A『泣かせんなよ…飛雄…』

夜はずっと泣いていた。

翌日…飛雄は帰って行った。
俺はというと…１日は入院しなきゃ
いけないと言われたのでゲーム中。

A『あぁ！！バレーしたい！！』

バレーしたくて堪らなかった。
そうだ！こういう時はＩＨの決勝を見よう！

稲荷崎vs井闥山の。で分析を…

[コンコン…ガラガラ～]

作「失礼しまーす。」
A『!？浩輔!？』
作「どう？怪我は大丈夫？
　火傷も負わされた怪我も。」
A『火傷は背中のが大きくて…
　で父さんからはちょっとカッターで
　傷つけられただけだし。』
作「捕まったんでしょ？父。」

そうなんだ…怖くてニュース見れなかった。