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有り得ないの連続とは。 ページ38

No side


『アンタらだけでティータイム?仲間外れなんて酷いじゃないか』


瞬間、ドストエフスキーの体に黒い縄のようなものが巻き付いた。
体を支えられずその場に座り込む。

首だけ後ろに向ければニヤリと笑う、先程の深い金色の瞳の青年。


否、違った。
茶髪の(ウィッグ)を取ると、漆黒の髮に包帯が目立つ少女に変わった。

それは少女にしては何処か大人びた笑みを浮かべている。


『私も混ぜてよ』


少し不満そうな、けれど何処か意地悪そうな声。
太宰は苦笑し「ごめんごめん」と謝る。


給仕(ウェイター)の仕事が忙しそうだったからさ。女子にモテモテだったじゃあないか、男子もいけるんじゃないかい?A」

『なら太宰よりモテるかもね』

「ちょっと?」


ドストエフスキーは目を疑った。

何故Aが此処にいるのだろう?


彼が贈った爆弾は死に至りはしないが、瀕死にはなる程のものだ。
けれどAは飄々と立っていて、しかも給仕(ウェイター)までしている。


探偵社の女医により治療も考えたが、手に包帯をしているのを見るとそうでは無いことは一目瞭然。


思考しているうちに武装した者達__異能特務課に囲まれた。


「後は我々が引き受けましょう、太宰くん、A」


先頭には安吾がいた。

そして奥からもう一人、靴音を鳴らしながら前に出てきた。


「フョードル・ドストエフスキー。やっと君を捕まえられるよ」

「…あぁ、中野くん。そういう事ですか」


ドストエフスキーは納得のいった顔をした。
Aが平気な顔で動き回れるのは、中野の御蔭だからだ。


「『思想家とシナリオ』…本当に便利な能力ですね」


《内務省異能特務課》潜入捜査官。名を、中野重治。
__能力名『思想家とシナリオ』

2019年、新年のご挨拶→←鼠の居場所とは。



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玲佳(プロフ) - 凄く面白かったです! (2019年12月31日 19時) (レス) id: 30c7137208 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - ちびうささん» そう言っていただけて光栄です。イラスト…!!是非お願いします、ありがとうございます!!待ってます(正座)更新頑張りますね! (2019年1月29日 0時) (レス) id: 5c7b126db4 (このIDを非表示/違反報告)
ちびうさ(プロフ) - この小説シリーズ面白くてあっという間に読んでしまった、、、。私ツイッターとかでお絵かきしてるのですがよろしければ参謀ちゃんのイラスト描かせていただきたいです!!更新楽しみに待ってます!!! (2019年1月27日 17時) (レス) id: f5433967f3 (このIDを非表示/違反報告)
はつり(プロフ) - RANAさん» もちろんです!ありがとうございます〜 (2019年1月18日 20時) (レス) id: 3cbdf99785 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - はつりさん» わざわざありがとうございます!!和装徳永とても嬉しいです!!!おにぎりは森さんに買ってもらったんですね(( ありがとうございます!!もしよろしければ小説に載せたいのですがいいでしょうか? (2019年1月18日 19時) (レス) id: 5c7b126db4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb  
作成日時:2018年7月1日 18時

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