【弱虫ペダル】Advanced to before...for the team!! (ページ8)

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GEAR 8 ページ8

あの後車を降りた後、真波くんが
インターハイメンバー6人目に
正式に決定された事が発表された

真波「その感じだと、マネージャー決まったかな？」

『真波くん、お疲れ様…あの、その…すっごく感動した…！初めてまともに生でレースというものを見れて、なんか、ほんとに言葉じゃ上手く表わせられないけど、凄いよ！！』

真波「これで…インターハイに出れる」

『うん。私もサポート出来るように頑張るから』

真波「坂道くんにも会えるかなあ…」

『さかみち…くん？』

真波「前に遠くまで登りに行った時に、面白い人に出会ったんだ。彼の登りはまだまだ荒削りだったけれど、必ず強くなる。きっとインターハイにも来るはずだよ。」

『インターハイが、ますます楽しみだねっ…』

先ほどのレースを見ていた先輩達の反応を見ても
真波くんは強い。この人数の中での勝利は
絶対王者の箱学にとっても凄みとなるはずだ。

その真波くんが言うさかみちくんも
きっと、物凄く登りが好きなんだろうな、と感じた

そのあと、ひと通りマネージャーがやることを
教えてもらいその日は終了した。

帰宅後、電話をかける

〝もしもし～〟

『幹ちゃん！私、今日から箱学の自転車競技部のマネージャーに決まったよ！』

〝え！？本当に！？〟

『今日インターハイ6人目が決まるレースを見てきたの。それでもう凄く感動しちゃって…』

〝やったね～！自転車の事は何でも教えるから、いつでも連絡してきてね！〟

『うんうん！あ、それと今日聞きそびれちゃって分からないんだけど…クライマーって何？』

〝クライマーは、そのままの意味で、登る人だよ、
登りが得意な人、だね。スプリンターが平坦な道が得意な人、その他にエースと、エースをゴールまで運ぶエースアシストって人も、いるんだよ〟

『案外奥が深いんだね……』

〝試合ともなると、チーム一丸となって勝利を掴み取るから、山ではクライマーがチームを引いて、平坦な道ではスプリンターがチームを引く、それとクライマーと、スプリンターはリザルトラインを取るためにも走ってるからね。〟

『リザルトライン…？』

〝クライマーの王者と、スプリンターの王者を決めるゴールって感じかな？後は経験でその内分かっていくよ♪〟

『ふむふむ…本当に色々難しそう…実戦で勉強して頑張らないとだね！』