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「うぁ、さぶい……」
「別に、気にせんと部屋で吸ったらええのに」
「目の前で吸われるのは流石に嫌でしょ。……で、なんでついてきたの？」
「Aと二人で話したかっただけやけど。駄目やった？」
「いや、それは全然良いけど……」
あれ、ゾムってこんなこと言う人だったっけか。おちゃらけた風でもなく、何故かごく真面目そうにそう言うものだから少しドギマギしてしまう。
吸いづらさはあるが、わざわざついてきたのはゾムの方なので遠慮なく煙草を取り出し火をつけようとしたのだが、そこで手に握っていたはずのライターが無いことに気が付いた。どうやら落としてきたらしい。
仕方なし、一旦取りに戻ろうとゾムにそれを伝えるために口を開けば、それより先に彼が「なぁ、A」と私を呼んだ。
「トントンに告白せえへんのは、お前の中であいつが幼馴染以上にはなっとらんからやって解釈してええの？」
「……え？」
唐突なその質問に面食らって思わずぐしゃ、と手の中にあった煙草を握ってしまった。
「どうなん、A。答えてや」
「っ、ゾム？」
さっきまであんなに楽しそうに笑っていたのに、じっとこちらを見つめるゾムはまるで別人のようだ。
距離を詰めてきたゾムの片手がする、と私の頬に滑り親指の腹で目元をゆっくりと撫でられる。
翠色の視線を真っ直ぐ此方に注ぐゾムが、どうしてか今にも泣き出しそうな顔でほんの少しの笑み浮かべた。
あれ、と目を見開く。
その笑みは、トントンが見せるあの笑みと何処か似ている様な気がしたのだ。
なんでそんなこと聞くの？なんて答えたらいい？なんで、そんな顔で私を見るの？
ゾムが私の答えを待つ中、私はグルグルと答えを探す。
どうしよう、なんて混乱していれば、不意にカランと店の扉が開かれる音がした。
ゾムが一瞬視線を外し、私の背中側にある扉を見て目を細める。しかし、何事も無かったかのように再びこちらへと視線を戻した。
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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