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ふわりと意識が浮上して、極自然に瞼が押し上げられた。ぼんやりと見つめた天井はもう見慣れた白いもの。
暫くぼうっとしてから身体を起こし、ぐっと腕を伸ばした。
「……んん？」
そのまま首を傾げる。
頭の中にあの、雪景色が残っているのだ。
夢を見ていたことが鮮明に思い出せる。どうやら今回は忘れずにいられたらしい。結局、あの認識票は誰のものなのだろうか。
そんな事を思いながらテーブルに置かれた時計を見てみれば普段起きる時間よりも少しだけ遅めの起床だった事に気が付く。
そろそろ彼女が起きてくる時間だ。早く朝食作らんと、と布団から抜け出そうとした所で丁度よくこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
「うう、さぶい……おはよー、トンくん。あれ、今起きた？」
「おはよ、A。ちょっと寝坊してもうたわ」
「今更だけどいつも目覚ましないのに同じ時間に起きれるの凄いよね。私絶対無理だよ」
「まぁ、慣れやろな」
「……あ。」
「ん？」
「トンくん寝癖ついてる。可愛いー」
「ふふ、そんな事言うたらAの方こそ。相変わらず可愛ええ寝癖ついとるよ」
「私の寝癖が可愛いなんてレベルじゃないなんて知ってますう」
「ええ爆発具合やと思うで」
「褒めてないよね？」
あっちこっちに跳ねまくっているAの寝癖に笑いつつ布団を畳む。普段なら支度の邪魔をしないように、とAより早く起きて自分の寝癖を治しているのだが今日は間に合わなかったので後回しだ。
変な夢は見たが、少し寝坊した程度でこの間のようにAに心配を掛けさせてしまうようなことにはならなかった事に安堵する。
一度目の夢はあまりいいものではなかったが、今回のはそれほど悪いものでもなかった。夢の中で夢と認識出来る不思議な体験ができたし。
しかし、何が起きるか分かったものでは無いのであまり見たくはないなぁ、とは思う。一度、二度、とあれば三度もあるような気がしてならないが。
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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