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ふと目が覚めて、目覚ましよりも少しだけ早く起きられたことに感動しつついつものようにトンくんへ朝の挨拶をしにリビングへと向かった。すると、珍しいことに敷布団の中で未だ眠りについているトンくんを発見し、それにもまた少し感動していた。
そんな中で、突然トンくんが苦しげな声を上げ始めたのだ。それはもう驚いて、慌てて眠るトンくんの肩を揺さぶったのだが一向に目を覚ます気配が無く、浅い呼吸を繰り返し、唸り声を漏らす彼に必死で呼び掛け続けた。
ようやく目を覚ましてくれたトンくんはどうやら魘されていた夢の内容を覚えていないようで、ケロッとした表情で朝食のトーストを齧っている。
しかし、やはり少し心配だ。悪夢を見てしまうほどストレスを感じているのかもしれないし、何かひとりで思い詰めているのかもしれない。
考えだせばキリがないほど心配は募っていくが、トンくんがそれを私に打ち明けてくれるかどうか、と考えたら、答えはノーだろう。
「……A？珈琲、口に合わんかった？」
「っえ、あ、違うよ。いつも通り丁度いい甘さ」
「なんや珈琲飲みながら難しそうな顔しとるから、砂糖の分量間違えたかと思ったわ」
「ご、ごめんね」
「……俺のこと考えとるんなら、ほんまに平気やからな？たまたま夢見が悪かっただけやって」
私の考えを見透かしたトンくんが苦笑いを浮かべる。確かに雰囲気はいつも通りだけど、どうにもさっきの苦しそうな彼が頭から離れなくて胸の奥がザワザワと淀めいてしまう。
「あ、それより昨日言い忘れたんやけど。エミさんからAが呑み会の誘い断ったって聞いてん」
「え？あ、あぁ、そういえば」
「俺のせいやろ？次からは気にせんと行ってきや。子供じゃあるまいし、留守番くらい余裕やで」
「いや、でも毎週やってるし、」
「どうせあいつらとやろ？そんなら土産話聞かせてや。俺、楽しみにしとるから」
「……トンくんが、そういうなら」
「おん、よろしくな」
急に逸れた話題は突拍子も無いもので思わず驚いたが、……エミさん、余計なことを。
確かに週一帰りが遅くなったところでトンくんはいい大人だしちゃんと連絡をしておけば何も困ることはないと思うけども、タダでさえ色々してもらっているのにそんな気まで遣わせてしまって申し訳ない。
彼の提案に取り敢えず頷いて、どうしようかなぁ、と考える。今日は何だか朝からモヤモヤする日だ。
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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