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「ローライト、って何か知ってます？」
「え」
トントンさんと別れ、自分の部署に戻った俺は隣のデスクで真面目に仕事に取り組んでいたコネシマさんに先程残されてしまった疑問をぶつけた。手元の書類から視線を上げ、何処か驚いたようにこちらを見るコネシマさんが一呼吸置いてから、「あぁ」と呟いて首を傾げる。
「それな、昔グルッペンに聞かれたんやけど俺もよう分からんのや」
「グルッペンさんに？俺はトントンさんに聞かれましたけど」
「ふぅん。何なんやろなぁ、それ。何かを確認する為に聞いとるような、……合言葉的なもんか？」
「合言葉、ねぇ。どうなんでしょ」
「ううん、……って、それよりAのこと！どうやったん！？」
「あぁ、彼氏はいないそうですよ。あんたの勘違いっすわ」
「まじかぁ。ま、あいつがトントン以外の男と付き合う訳ないとは思っとったけど」
ケラケラと笑いながら、この人もトントンさんと同じように何処かほっとしたような表情を浮かべる。
「俺な、思うねん。あいつらには幸せになって欲しいって。ならなきゃあかんって。いつまでも隣を歩いて、そんで、俺はそれを見守っててやりたいってな」
「……驚いた。案外心あるんじゃないですか、コネシマさん」
「っふは、せやろ？それにな、俺だけやないで。あいつらもみんなそう思っとるわ」
そのあいつら、が指すのはいつも自然と集まるあのメンバーたちの事なんだろう。そうか、俺だけじゃないのか。
「……どうしたら、上手くいってくれますかね」
「さぁ？けどな、多分俺らが何かせんでも、あの二人なら大丈夫やと思うで。そっと見守っといてやろうや」
「探って来いって言った張本人がそれ言いますか」
「情報収集くらいはええやろ！？」
結局疑問の答えには辿り着かなかったが、コネシマさんの柄にも無い言葉で幾らかモヤモヤが晴れたような気がする。背中を押したいのは俺だけじゃない、コネシマさんも、他のみんなも同じ。
これだけ見守られとんのやから、どうか上手くいってくれ。この気持ちは、あの二人に届いてくれるだろうか。
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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