話の続きをしよう ページ16
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今日は何としても定時に上がる、と意気込んだ午後。甘いものを食べたお陰か集中力が上がったような気になって、午前中よりもスムーズに仕事の手を進めることが出来た。
そして私は宣言通り持分をしっかりと定時に終わらせ、ダッシュで会社を後にしたのが18時。
自宅近くのショッピングモールでトンくんの衣服を適当に見繕い、本屋で彼が読んでいた小説の下巻を購入し、最後にスーパーで食材調達。
少しでも早く帰ろう、と常に急ぎ足で回っていたが、自宅のマンションに辿り着く頃には既に19時を回ってしまっていた。
「ただいまぁ」
玄関を開け、リビングに入ってからそこにいるであろうトンくんに向けてそう言った。……のだけど、あれ？
トンくん、いない？
「おかえり」
「っえ、」
リビングを見渡しても彼の姿が無く、一瞬ヒヤッとしたが、何処からか小さく、そして掠れた声の返事が飛んできた。
声がした方へと視線を向ければ、ソファーの後ろから顔を覗かせているトンくんの姿を発見。なんでそんな所に。
「びっくりした、いなくなっちゃったかと」
「いや、A以外の人間やったらどうしよと思って」
「あ、成程。大丈夫だよ、この家には私しか住んでないから」
「……ん」
随分と警戒心が強いようだ。良かったぁ、外に出ちゃったのかと思って一瞬心臓止まりかけたよ。
身を隠していたソファーからぬっと出てきたトンくんが少し眠たそうに小さく欠伸をする。よく見れば横髪がぴょこん、と跳ねていて、彼が眠っていたことを主張していた。
「ごめんね、起こしちゃったかな」
「ん？あぁ、いや。丁度起きたとこやったから。それより、仕事お疲れさん」
「ふふ、ありがと。話する前にご飯作っちゃうから、もう少し待っててね」
「なんか手伝うで」
「ほんとに？ありがと」
キッチンで荷解きをしていれば、トンくんが今朝に比べて大分色の良くなった顔をひょっこりと覗かせる。しっかりと彼が休んでくれていたことに安堵しつつ、有難く手伝いの申し入れに頷いた。
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ぽっぷこーん(プロフ) - CSSのON/OFF出来るようにしてくれると嬉しいです。デフォに慣れてるとあまり落ち着かなくて……無理でしたらすみませんが、ご検討よろしくお願いします。めちゃくちゃ面白くて好きです。見てる途中です (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 23b3a74ded (このIDを非表示/違反報告)
都 はなれ(プロフ) - はじめまして、ひぷさんの他作品から来たものです。CSSが切れないので設定の方変えていただくことは可能ですか？都合のお願いで申し訳ありませんがよろしくお願いします。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 70f991d98e (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 倉の中の石さん» 倉の中の石さん、初めまして！そう言っていただけるととっても励みになります。ゆっくり更新になってしまいますが、是非この先も楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年11月21日 18時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石(プロフ) - めっさ面白いです！夢主ちゃんがヒロインヒロインしてなくて非常に好感が持てますね！更新頑張って下さい。応援してます！ (2019年11月20日 2時) (レス) id: b9ac23ea5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 零さん» 零さん、初めまして！お目通しいただきありがとうございます。上手く違いを出せているのかとても心配だったのでドキドキしていただけてとっても嬉しいです！これからもどうぞ、当作品を宜しくお願いいたします。 (2019年11月10日 23時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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