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中村 side
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「なんでこないの〜!!」
宮近 「びっっくりした〜...」
「俺ずーっと待ってるよ?」
昨日送ってからもう半日が経つ。お昼すぎてるし1回くらいは携帯見るよね。
てことは、俺未読無視されてるってこと?
なんも変なこと言ってないんだけど。なんか癇に障った?
宮近 「にしても海人、携帯見すぎ」
「だって、絶対返信くるはずなのに」
宮近 「夜来るんじゃね?知らないけど」
「うわ出た無責任発言」
海斗の家でゴロゴロしながらしきりに携帯を見て返信が来てない現実を感じる。
あ〜あ。結構攻めたつもりなのにな〜。
宮近 「お母さんがなんか食べたいものあるかだって」
「Aちゃ〜ん」
宮近 「いや、やば笑」
「うそうそ、笑 オムライスがいい」
宮近 「おっけー」
今度学校で見かけたら話しかけてみようかな。
イケメンくんが居たらまあその時はその時だけど。
普通に前みたいなテンションで話しかければいけるっしょ。
そういえば最近、またAちゃんがモテ始めてるとか海斗から聞いた。
元々モテてんだけど、1年からめちゃくちゃ人気らしい。
なんか似てるよね。俺と。
毎回ちゃんと断ってるし。...てか、好きな人いるんだって毎回言ってるわけだから噂広まっても良くね?
Aちゃんに勝つ人なんかいないし。それにもう飽きてんだけど。このフレーズ。
宮近 「あ、如恵留が暇だって言ってんだけど。
夜ご飯一緒に食おうだって。行く?」
「如恵留くん?行く行く」
宮近 「如恵留はAちゃんと仲良いからなんか情報引き出せそうだけど、どうだろ」
「え、敵じゃん仲良いとか。敵じゃん!!!!!!」
宮近 「うるさっ」
イケメンくんに、如恵留くんに、しめ。
早く俺のものにしてAちゃん独り占めしたいなぁ。
なんて思いながら、少年漫画に意識を移した。
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作者名:ニモ | 作成日時:2020年11月17日 20時