異世界でも先生ったら(メンタル)最強なのかよ

私だってお金好き！ ページ9

「いやぁ…意外と売れるもんだね」



受け取ったマドルと言うお金で私を扇いでくる先生。



「人間としては最低だと思う」



不満そうに先生を睨む真っ白な安っぽいワンピース姿の私。



数分前

「お金とは言っても今売っても金になりそうなのありませんよ」



スマホは唯一あっちの世界と連絡の取れるものだからだめだし…



「呪術でマジック的なのする？」


「魔法のある世界でマジックってウケますかね」



そう。私達はお金がなかった。とりあえず応接室とか見付けてそこで勝手に待ってたんだけど…



「あっちが勝手に召喚して来たって事になってるから寝床は…何とかなるかもしれないけど」


「服でも売る？」


「イケメンの服ならさぞ売れるでしょうね」



変な意味じゃないけどイケメンって香りするし。



「ん？僕は売らないよ」


「は？そうするとJKの身包みを剥ぐ先生って言うカオスな称号手に入れますけど」


「イケメンだから許されるでしょ」


「教育者としてその発言はどうかと」


「下着売るより全然マシじゃない？」


「さいっってー！！夜蛾学長に訴えてやるんだから！！」


「そこは恵じゃないんだ」



結局先生も上着だけ売ったよ。私は上下売られたけど。

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