異世界でも先生ったら(メンタル)最強なのかよ

呪力と証明 ページ22

エースSide

最近監督生はあの二人に構ってる。べっつに寂しー訳じゃねぇけどよく知らん他人の為に尽くせるよなぁって



俺だったら適当こいて雑に扱っちゃうかも。世話するのが監督生で良かったな(笑)



と心の中で冗談に言ってたら噂をすればなんとやら例のやつと…誰だ？増えた？



「監督生〜あんな奴いたっけ？」


「え？どこ？…はわぁ…ふ、伏黒きゅ…」


「ふしぐろきゅ？ってなに？」


「噛んだだけだから気にしないで…」



監督生は知ってるのに知らない様な態度に疑問が募るが俺には関係ないだろと…



ふと悪戯してやろうとヴィラン心が働いた。



「へいへいそこのお二人さんや〜何でここにいんの〜？」


「あ、エースっ！」



女の方は初めて見た時(召喚された時)と違って何やら目をキョロキョロと動かしている。



「…知らない声だ」



そう呟いた。"顔"じゃなくて"声"という言葉に反応する。何言ってんだ？と顔を顰める。



「今コイツ諸事情によって目が見えてないんだ。てか何か用か？」


「目！？大丈夫！？」


「大丈夫。恵がいる…から」


「ほーん…まぁ俺は監督生が世話になってる奴の顔拝みに来ただけー！」


「そうか。あ、そうだ、学園長室？的なの知らないか？」



目付き悪いからデュースみたいにガンつけて来るかと思ったら意外とあっさりとしていた。

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