異世界でも先生ったら(メンタル)最強なのかよ

お電話変わりました ページ12

伏黒Side

「伏黒？どうだった？」


「Aと連絡がつかない…」



さっきから電話してもメッセージ送っても未読のまま。何かあったんじゃないかと少し不安になるが五条先生もいるし…だけどあの五条先生が巻き込まれるくらい呪霊が強い可能性が…とかぐるぐる思考する。



「充電切れたとかじゃない？」


「確かに。鴨井って伏黒にめっちゃ執着してるからなぁ」



三人で話し合ってると教室の扉が無造作に開いた。



「おい五条」


「ツナ」


「…ここにも居ないのかぁ…一体どこに行ったんだろうな」



二年生方がやってきた。あの人達は知らされてないのか…



「五条先生は今…えっと……伏黒っ！」


「急に振るな！…先生は今仕事中です」


「はぁ？アイツまだ仕事してんのか」


「仕事先でどうせ『お土産〜』とかでも言って買ってるんだろ」


「しゃけ」



これは言うべきなのか…と迷っていたら電話が鳴った。アイコンは玉犬とAが自撮りしている見覚えのあるやつが。



「…もしもし」


「ごめん恵！充電無くて…充電してた…えへ」



みんなに聞こえるようスピーカーにする。



「先生いるんでしょ！先生に変われ鴨井！真希さんがお呼びだ」


「釘崎声デカいって…しばし待たれぃ」



少し遠くでセンセーと呼んでる声がする。



「なんで悟とAが一緒にいるんだ？」


「しゃけしゃけ！」


「…何でも呪霊でヘマしたらしいです」


「もっしもーし？」



電話に五条先生が出た途端タイミング悪く爆笑が起こった。

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