異世界でも先生ったら(メンタル)最強なのかよ

the　ボロ屋敷 ページ11

「着きました…こ、こです…」



どよぉんとしている監督生さん。



「いやぁ…趣のある屋敷だね…？」


「ボロいって言って下さっていいんですよ別に…私のものでもないですし…」


「てかお前らの部屋は無いんだぞ」



え！？見た目そこそこ大きい屋敷なのに？どんだけ一部屋一部屋でかいのよ！



「違うんですよ…部屋はあるんです。あるんですけど…」



わかった。つまり監督生さんと猫が使うスペースは掃除したけど他の部屋には手を付けてないってことね。



「掃除は得意なんで借りれるだけありがたいです。どこの部屋借りてもいいんですか？」


「とりあえず中案内します」






「そういえば自己紹介してませんでした。私、東京都立呪術高等専門学校の一年、鴨井Aです」


「そして僕はそこで教師をしてるGLGの五条悟さ」


「はわ…か、監督生をしてます？ユウデス」


「俺様はグリム様なんだぞ！」



私は犬派だけどモフモフは嫌いじゃない…後でモフらせてほしい…



「開いてる部屋掃除したら少し話でもしますか？」


「よろしくおねがいします。さて先生」


「…A、面倒くさいからやって〜」


「別にいいですけどさっきのこと忘れたわけじゃないですからね…」


「帰ったら何でも奢るから…あ、そうだ！お金あげるから恵とデートでも行ったらいいよ！」


「え！ありがとうございます！」



お金もらえるとは思わなかった！まぁいいや掃除は得意なんでお安い御用です。

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