教師陣集合 ページ7
あの後すぐ芦戸さん達も到着して、皆の手伝いもあって無事工具「は」見つかった。
「おーい、掃除道具借りてきたぞー！！」
掃除機はあったけど壊れていたから切島くんが学校から借りてくることになった。
「…A、お前はヒーローになる以前の問題だ。最低限暮らせるようゴミはすぐ捨てる癖をつけろ」
そのせいで相澤先生にも所業がばれ、山田先生や香山先生も来てしまった。
「そうねぇ、これはちょっと…問題かしら」
肩を叩きながら慰めてくれる香山先生。
「っつか姫、テメェこの機械いつから使ってねぇんだ！！」
ブチ切れモードの爆豪くんが指差すのは、筋トレ用の器具の数々だ。
「に、二年…」
「こんな良い環境で暮らしといて使わねぇなんざもったいねーだろ！！ゲームばっかしてんな！！」
「返す言葉もござません…」
その言葉に相澤先生も溜息を付いた。
「…確かに。A、お前はゲームの知識はもう完璧だ。それより体作りが大切だ」
「そうね。幸運なことにこの家には室内プールもあるし、疲れたらジャグジーもあるし、トレーニング器具も一通り揃ってるからいつでも筋トレ出来るじゃない？」
「問題は掃除が続けられるかだろ、女子リスナー？」
「…あ、はい…」
「部屋はたくさんあるな。俺は寝袋でいいとして、香山先輩、暫く泊まることは可能でしょうか？」
その言葉に私は固まった。
(あ、もしかして相澤先生もキャンプ行くのかな？車乗れるかな…？)
「えぇ、大丈夫よ。それにここからなら学校も近いから便利よね」
「なら話が早い。A、俺と香山先輩は暫くお前の家に泊まってお前のトレーニング付き合うからそのつもりでいろ。もちろん親御さんの許可は取るよ」
「え、は、はい…、あ、で、でも今日からキャンプ行きたくて…」
「あら、大自然の中で体力作りするのも悪くないわよ？」
「そうですね、すぐバスの準備をするからお前らは全員外に出ろ」
(あぁ、楽しいキャンプが…！！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：でんきねずみ | 作成日時：2023年2月22日 21時
