サバゲー ページ13
「皆、訓練を始めるわよ！！さ、建物の外にある広場に集まって」
いきなりドアが開いたかと思えば、香山先生が入ってきた。
その手には荷物が握られている。
「あ、ミッドナイトせんせー！」
「今日から二泊三日一緒に寝泊まりするからよろしくね」
ね、と言いながらウインクするミッドナイト先生はとっても可愛い！
「はーい！！先生麗日の下だ！」
「ミッドナイト先生、よろしくお願いします」
「よろしくね、麗日さん。さ、皆行くわよ！」
「はーい！！」
こうして私達女子一同はミッドナイト先生の後に続いてログハウスを出た。
そして、広場に行くと…、そこには残りの先生たちが集まっていた。
「Hey,やっと集まったか有精卵共！！」
「時間は有限だ、合理的に行動するように」
「そんじゃ有精卵共、よく聞け！今日のお題はサバゲーだ！！ルールは簡単、リスナー全員にカラーボールを配る。そのボールを相手にぶつけて全員ブチのめせば勝ちだ！」
「チーム分けは事前にしてある。赤チームは轟、麗日、飯田、蛙吹、常闇、口田、葉隠。黄色チームは峰田、芦戸、耳郎、爆豪、緑谷、青山、障子。青チームが上鳴、切島、瀬呂、砂糖、A、尾白、八百万」
「今回ボールをぶつけられた人は相手チームに寝返ることになるわ。欲しい人がいたら全力で狙いながら仲間を守ってね。もちろん当て返せば戻ってくることも可能よ」
「ただしわざとボールに当たった場合お前らの夕飯は抜きだ」
チーム分けを聞いた皆が集まり始めたから、私も上鳴くん達の所に向かった。
「よし、皆集まったな！！まず誰から狙うよ？」
「俺的には…爆豪がいいんじゃね？」
そう言った瞬間、皆が私を見てくる。
「…そうだな！仲間を奪われるより引き入れたほうがいいんじゃねェか？！」
「それじゃ、次轟じゃね？」
「そうだね、狙われやすい人はこれでクリアできるし戦力も確保できる。問題は当たるかどうか、だけど…」
「Aさん御本人が当てたらいかがでしょう？」
「わ、私？私でも遠慮しないと思うよ？」
「いえ、AさんはFPSをなさっていたんですよね？でしたらボールの命中率も高いはずですわ。打ちやすいよう専用の銃も作らせていただきます」
「…わかった、頑張る」
「ご使用なさる職はヒーラーでお願い致します。いざというとき支援や回復お願いしますわ」
よし、と皆で意気込んだ瞬間、戦闘を開始する合図が聞こえた。
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作者名：でんきねずみ | 作成日時：2023年2月22日 21時
