姉妹がアイドルと恋したら。第2章 (ページ7)

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濱田と姉。ページ7

濱田side

沙織と2人で歩く中で、
沙織はやっぱりのんすけのことを
心配しているのがわかった。

濱「なぁ、沙織ちゃん」

沙織「ん？」

濱「のんすけのこと、心配？」

沙織「うん…そりゃあ、ねぇ。でも、こうして仲良くしてくれてる以上、もしみんながなんか悩んでたら、きっとみんなのことあたしは勝手に心配しちゃうかな」

濱「優しいんや、沙織ちゃん」

沙織「瑞稀もそう。他の人の悩みを自分の悩みにしちゃうタイプでさ。逆に瑞稀の事が心配になるときもあるんだ」

濱「ええ子なんや。2人とも。でもさ、やっぱりのんすけのことは俺やって心配してんねんで？せやけど、俺らにもできることと出来ひん事ってあるやん？それが難しいとこよな」

沙織「うーん。難しい。でもあたしが踏み込んでいい事じゃないかもしれないし、強引にはなにも出来ないよね…」

濱「沙織ちゃんはさ、のんすけに…どんな過去があっても、ちゃんと向き合える自信ある？」

沙織「あたしはあるよ。でものんちゃんがどうかわからないよね。だけどあたしは、のんちゃんが助けを求めてたり、あたしの存在でなんとかのんちゃんが笑ってられるなら…話も聞きたいし、そばにいてあげられるならいてあげたい。って思う、かな？」

濱「のんすけ、きっとそれ聞いたら喜ぶな。絶対。俺がもしのんすけならむっちゃ嬉しいもん。他の人に言えへん悩みも、この人になら打ち明けられるって自信が持てると思う！」

そうや。沙織ちゃんはのんすけより年上。
ということは言うことやって大人で、
のんすけよりも判断力があるはず。

のんすけに今日帰ったら聞いてみよかな。

沙織「濱ちゃんは？」

濱「ん？俺？」

沙織「瑞稀のこと、どう思ってる？」

濱「どうって…どうなんやろ、俺にもわからへんな(笑)でも確実に今まで知り合った子とはちゃうし、一緒におってこんなに嬉しい事ってあんまないからさ。もっと知れたらって思ってるよ？」

沙織「じゃあ…もし、もし瑞稀に家族も知らない暗い過去があったら？」

濱「えっ、！？」

沙織「ううん！もしもの話！」

濱「そうやなぁ…俺にできることが１つでもあるなら、なんとかしてやりたいな」

沙織「ほぉ…」

濱「友達なんやし、助けたいって思うのは当然やろ？」

沙織「そうだねぇ…」

なんや？(・・?)
なんか沙織ちゃん変やな。←