姉妹がアイドルと恋したら。第2章

素直になりたい。 ページ43

濱田side



瑞稀を家に招待した。
特になにもすることなんてない。
ただ、俺も安心した気持ちで一緒にいたくて。






ほんとは、もうなんとなくやけど
気付いてんねん。俺がどうしたいか。
俺の気持ちも、瑞稀に伝えたいことも。
もう気付き始めてる。






でも、認めるのが怖いんや。
ずっと、ずっと過去を引きずってるから。




いつまで引きずってんねんっちゅう話や。





でももし、
瑞稀が俺を変えてくれたら？
瑞稀が俺を精一杯愛してくれたら？









濱「俺アホやん…」


瑞稀「え？」


濱「俺って、アホやな」


瑞稀「突然なに(笑)」


濱「なんもない。でもただ、俺ってなんでこんなにアホなんやろって思って」


瑞稀「どうしたの？」









いっそのこと、
今ここで気持ちを伝えたらどうやろ。
こんな風に2人きりなんて
これからあるかわからへんし、
ましてやなんの邪魔もない今やで？


言うた方がええんやろか。


でも、まだ怖いねんな…









瑞稀「アホでもバカでも、いいんじゃない？」


濱「え？」


瑞稀「割とガチでね、ただの超真面目で、超頭のいい人ってさ。面白くないよ」


濱「そ、そうなん？」


瑞稀「あたしの意見だけどね？(笑)でもほんと、あたしはそう思ってる。少しでもバカで、アホで抜けてたりした方がいいんじゃないかなって」


濱「じゃあ例えばの話やで？もし、過去を引きずって、前に進めへんようなアホにはなんて言うたらええの？」








瑞稀少し悩んだ後、
優しい笑顔を俺に向けた。









瑞稀「あたしが、その辛い過去を全部…思い出に変えてあげる」


濱「…、」


瑞稀「出来ることに限界はあるけど、過去は過去だもん。どんなに辛い過去だって、仕方ないけど変えられないし。だけど、…未来は残ってるじゃん」


濱「未来…」


瑞稀「それぞれどんな未来が待ってるのかはわからないけど、それでも。自分の未来なんだもん。ちょっとは期待したっていいんじゃない？他の誰かが期待するものじゃない。自分の未来なんだから。自分で作っていかないと！」


濱「…未来かぁ、」


瑞稀「そう。誰にだって幸せになる資格はある！どんな過去があってもね」


濱「…なんか、瑞稀ってすごいな」


瑞稀「すごい事は知ってる(笑)」






瑞稀は、俺に光を与えてくれるんやろか。









俺は、









信じてええんでしょうか。






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だいぶ久々の更新すみません(｡-_-｡)

作者VSはまこた。←ただの遊びです。→←あなたの好きなとこ。

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