姉妹がアイドルと恋したら。第2章 (ページ42)

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あなたの好きなとこ。ページ42

沙織side

あたしとのんちゃんって
ほんの数週間前に付き合った、
いわゆるホヤホヤカップルなんだけど
お互いにお互いの大事な人を
気にしすぎてるあたりが面白い(笑)

全然苦じゃないし、
のんちゃんが瑞稀と話すって言っても
全然なにも心配してない。

望「うまくいくとええな、あの２人」

「時間と、あの２人の勇気次第じゃないかなー。本気なら、本気でぶつかりにいかなきゃ！」

望「瑞稀ってガッツリ行くかと思ってたけど、案外おとなしく攻めるタイプなんや(笑)」

「そういうこと(笑)でもきっとうまくいくって信じてる！時間はかかっても絶対！」

絶対うまくいく。
あたしとのんちゃんがついてるんだから。
絶対大丈夫。

それからあたしたちは
これからのことなんかを話した。

望「俺さ、割とガチで同棲ワンチャンあるかなーって思ってんねんけど…どう？」

沙織「同棲か…もしするとしたらここ？」

望「そうやなぁー。ここ割と便利やで？新幹線近いし、電車もすぐ乗れるし(笑)しかも一番はあんまり若い子うろついてへんねん。おじさんばっか。出張とかでこっち来てる人らばっかやから安心やねんなぁ～。あ、でもそうしたら沙織は今の仕事やめなあかんくなるな…」

沙織「こっちにも保育園あればいいけど…」

望「調べてみるか！」

のんちゃんはパソコンを開いて
近くに保育園があるのか探している。

望「これは…奇跡やな。保育園も病院も徒歩圏内にあるで(笑)」

沙織「すごいねここ(笑)」

望「もし、瑞稀も濱ちゃんと住むってなっても平気やな！！」

あたしがここで
のんちゃんと暮らすことになったら
瑞稀はなんて言うだろう。

まだ瑞稀は濱ちゃんと
ただの友達である以上、
２人が一緒に住むなんてありえない。

望「今日の夜、２人にいろいろ聞いてみよ。で…沙織。もしよかったらなんやけどさ、」

沙織「ん？」

望「今日俺んち…泊まらへん？」

沙織「へっ、∑(ﾟДﾟ)！？！」

望「待って！なんもせぇへん！約束する！！えっと…一緒におりたいからっ、その…そう。一緒におりたいの、俺」

沙織「のんちゃんウケる(笑)あたしなにも言ってないのに(笑)あとで瑞稀に聞いてみるね？」

望「お、おん」←冷や汗バリバリｗｗ

あたしものんちゃんも、
瑞稀と濱ちゃんを応援したいから
どうか…濱ちゃんに気持ちが届きますように。