姉妹がアイドルと恋したら。第2章 (ページ29)

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涙の答え。ページ29

小瀧side

体の右半分に感じた
大好きなひとの温もり。

沙織「ずるいね、のんちゃん」

望「？」

沙織「独り言で終わらせるのはずるい」

望「へ？」

沙織「あたしも言いたいことあるんだから」

そう言って話す沙織を見ようとすると
ぎゅっと力を込める。

沙織「このまま聞いとけ！」

望「は、はい」

沙織「あたしは…のんちゃんが好きだよ」

望「お、おう」

沙織「でも、怖いんだよ。あたしなんかでいいのかって。これから先も大丈夫なのかって。だけど…あたしものんちゃんと一緒にいたいっ…」

望「…、」

沙織「あたしでいいんですかっ…」

分かった。沙織は…
泣いてるんや。

俺は体制を取り直し、
正面から沙織を抱き寄せた。

望「お前がいいって言うてるやん」

沙織「ううっ…(T ^ T)」

望「まーた泣いてる！！」

沙織「だっでぇ…」

望「…、」

沙織「っ…！！？」

俺は泣いてる沙織のおでこキスをした。

望「…泣き虫」

沙織「うるさい！！」

俺はちゃんと自分に正直になれた。
濱ちゃんと瑞稀に背中を押されて。

望「一緒に住みたいなぁ」

沙織「は！？それは危険でしょ！！」

望「大丈夫やろ(笑)そんなに厳しいモンやないで？」

沙織「いやぁ…」

望「今すぐどうこうやないから。ちゃんとこれからの話やって(笑)」

沙織「…はぁ、」

そう。これからの話。

気持ちが通じ合った今、
俺たちはカップルになったんや。

一緒にいたいって思うのは当たり前ちゃう？

沙織「濱ちゃんと瑞稀に感謝だね」

望「そうやな！」

感謝してもしきれませんわ。
２人にはほんまに、頭も上がらへん(笑)

俺らは、この夢の国で
その夢の国の素敵な場所で迎えた今が
最高の記念日となった。

次は、あんたらやで。

兄貴と姉貴の番(笑)

俺らがしっかり
サポートさせていただきますよ？

この恋愛マスター小瀧望がね(笑)