姉妹がアイドルと恋したら。第2章 (ページ27)

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ふしぎなひと。ページ27

傷痕を見た濱ちゃんは、
しばらく黙り込んでしまった。

瑞稀「もう痛くないし、全然平気なんだけどね！」

濱「…」

瑞稀「黙ってないでなんか言ってよ～…」

濱「…頑張ったんやな、」

瑞稀「…え。」

待って。泣く。

濱「傷痕見ただけじゃ何があったかなんて分からへんけど、瑞稀が苦しんだ事は俺にだって分かる。苦しんで、辛くて仕方なかったんやろうなって。だけどこうやって笑って話せる瑞稀は、頑張ったからこそなんやって」

瑞稀「それ以上何も言わんでくださいお願いします泣きますよいいですか。１人で泣くのは慣れっこですがこんなとこで泣くのはあかんですね、はい」←必死ｗｗｗ

濱「…俺がおる。１人やないやん」

瑞稀「ダメですよ濱田さんほんとに」←溢れる3秒前

濱「泣きたい時は泣いたらええやんか。我慢したらあかんのやで？」

瑞稀「く、…あーダメダメダメほんと」←2秒前

濱「今まで１人で泣いてたなら、これからは俺が…」

瑞稀「っ…」←1秒前

ダメだ。もうあたし。
この人のことが、
ほんとに好きだ。

濱「…一緒に泣いたるわ、」

涙を堪えてたあたしを
濱ちゃんは優しく抱き寄せた。

瑞稀「だぁぁぁあ…もう(´；ω；`)」

濱「これくらいさせてや？(笑)夢の国やし」

なんて少年みたいな顔して笑う濱ちゃん。

瑞稀「じゃああたしも濱ちゃんが泣きたい時は、一緒に泣いたる！！！」

濱「(笑)頼りにしてるわな」

瑞稀「さて。あたしの事はもういいから、沙織と小瀧はどうなってんだろ」

濱「連絡なんもないで？」

瑞稀「はぁ！？結構もう30分くらい経ったよね？それでもまだ！？もーこっそり見に行っちゃう？？」

濱「そういうの好きやねんな～(笑)スパイみたいな感じでな！」

瑞稀「スパイ！？そんな悪者じゃないじゃん！(笑)あたしたちはいい事してるんだもん！堂々と！」

濱「そうやな！ええスパイや(笑)どうなってんのか全く分からへんけど行ってええのかな？」

瑞稀「逆に行かなきゃダメな状況だったりして…」

濱「待て待て、どんな状況！？」

瑞稀「小瀧泣いてたりして～！」

望「言いたい放題やな、あんたら」

濱瑞稀「「うおっ∑(ﾟДﾟ)！」」

な、なぜいるんだ…ww