姉妹がアイドルと恋したら。第2章 (ページ3)

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緊急会議。ページ3

小瀧side

神ちゃんの瑞稀と
砂浜で貝探ししてる俺。

神「あ、指切った」

瑞稀「え！？大丈夫？」

神「全然大丈夫。でもまぁばい菌入るとあかんし、とりあえず洗って絆創膏貼るわ」

望「絆創膏持ってるん？」

神「たぶんカバンに入ってる。なかったらコンビニ行ってくるわ」

神ちゃんは貝で指を損傷。
行ってくると告げて歩いていった神ちゃん。

望「なぁ、瑞稀ってさ」

瑞稀「なに？」

望「口堅い？」

瑞稀「は？なに急に」

望「ええから！秘密とか約束って守る方？」

瑞稀「守るよ。約束とか秘密って守るためにある。って思ってるから」

望「そっかぁ～」

瑞稀は約束守るんや。
じゃあ俺が相談しても
それって秘密にしてくれんのかな？

瑞稀「なに？なんかあんの？」

望「いや、あのー…うん、なんやろ」

瑞稀「モジモジすんな、らしくない」

望「うっさいわ！今考えてんねん！」

瑞稀「沙織のこと？」

望「は、？えっ、あー。うーん」

瑞稀「図星か(笑)」

バレた。やっぱ沙織が言う通り
俺ってすぐ顔に出るんや。

望「ま、まぁ…そんなとこやな…」

瑞稀「沙織がどうしたの？」

望「沙織ってさ、今までどんな人と付き合ってきとん？」

瑞稀「沙織？沙織はね～…よく分からないヤツばっかと付き合ってた！顔で選んでんじゃないだろうけど、いつも付き合い始めてすぐに間違ったって言っててさ。告白されても断れないっていうかー…他のことはめっちゃサバサバしてんのに、告白とかになると嫌でもオッケーしちゃうんだよね。いい加減そういうのやめたら？って言ったこともあったけど、なぜか断れないの。そういう性格なのかねー」

望「別に誰でもええってワケやないやんな？」

瑞稀「それはないね。本当に好きな人だと絶対すぐ答え出さないもん。好きならすぐ付き合えばいいのにさ、本当に好きだからちゃんと考えるって言って相手のこと考えるの」

望「そうなん？」

瑞稀「案外ピュアなんだよ、あの人。手繋いだり、ぎゅーってしたりするのも全部緊張したーって報告してきたもん」

望「あいつがピュア！？そんな風には決して見えへんな。逆にガッツリ系かと思ったわ」

瑞稀「それ、沙織が聞いたら泣くわ」

望「だぁー！嘘やって！」

案外、瑞稀に相談するのも
あり？な気がしてきた。