姉、涙。 ページ17
新幹線の中です。
あたしは沙織に
早くサプライズを伝えたくて
うずうずしてるけど言わない。
言ったらサプライズじゃないし。
沙織「どこ行くの?」
瑞稀「東京じゃん」
沙織「まぁ東京だけど!どこ行くの?」
瑞稀「うーん、ディズニーでも行く?3泊もできるんだから!」
沙織「待て待て。お金ないよ」
瑞稀「じゃあディズニーの近くまで行って、雰囲気楽しむ?」
沙織「それほどの屈辱はないわ」
なんだかんだ言いながら、
ディズニーの外にあるお店に行くことに。
沙織「あー!!これかわいい!」
はしゃいでる姉。
姉よ、もうすぐミッキーよりも
素敵な人が現れるんだぞ。←
お店のそばのコーヒーショップで
一休みすることにしました。
あたしがお店側。沙織は通路側。
後ろに到着した2人の王子様には
全く気づいていない。
小瀧はメガネ、濱ちゃんはサングラスをかけて
ディズニーのカチューシャをしてる。
その姿に笑っちゃいそうになったんだけど
それを必死にこらえて、
2人がこちらへ歩いて来るのを見つめる。
アイコンタクトをして、
あたしは家から持ってきた
カチューシャをつける。
沙織「は、持ってきてたの?」
瑞稀「うん」
沙織「行かないのに?」
瑞稀「行くよ、夢の国」
沙織「え?」
瑞稀「王子様、迎えに来たし?」
あたしの一言で、小瀧は
沙織にミニーちゃんのカチューシャをつける。
沙織「えっ、なに!」
望「お迎えに上がりました、プリンセス」
沙織「は…、」
濱「おっすプリンセス」
瑞稀「おっす王子様」
沙織「ま、待って、なに…」
沙織は涙を流している。
濱「えーっと、プリンセス。俺ら向こうでタバコでも吸いませんか?」
瑞稀「そ、そうですね。ええ、行きましょ」
たどたどしい濱ちゃんとあたしの演技。
でも、あんたらを2人にするには
こんな不器用な方法しかないのよ。
喫煙所ーー
濱「沙織ちゃん喜んでるなアレ」
瑞稀「大成功だね」
濱「のんすけのあのセリフ、むっちゃカッコええよな」
瑞稀「小瀧だから許されるセリフだね」
喫煙所から2人を眺めて、
あたしたちは達成感に浸ってました。
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ゆま(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです! (2017年12月3日 7時) (レス) id: f1fb311db4 (このIDを非表示/違反報告)
ののいん(プロフ) - きゅんきゅんしました^^ (2017年9月30日 23時) (レス) id: 23814b9144 (このIDを非表示/違反報告)
れ な(プロフ) - ぴっぴさん» でわ、フォローさせていただきます! リプしますので!! (2017年8月27日 19時) (レス) id: b8c40dadba (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ(プロフ) - れ なさん» はい!お知らせの所に書いてあるのでよかったら(*´∀`*) (2017年8月27日 19時) (レス) id: 73b563dda1 (このIDを非表示/違反報告)
れ な(プロフ) - ぴっぴさん» いやいや…、あの、Twitterしていたりしませんか?? フォローしたいんですが…。 (2017年8月27日 16時) (レス) id: b8c40dadba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2017年8月24日 12時