姉妹がアイドルと恋したら。第2章

姉の一日。 ページ11

目覚ましが鳴り、
不快な思いをしながら起きる。




朝が苦手なあたしは
何年仕事をしてても朝だけは
どうしても慣れない。



それに比べて妹は、
朝が嫌いだと言いながら
結構寝起きがいい方で。







瑞稀「じゃ、いってきまーす」









支度もビビるくらい早い。









あたしもとりあえず準備して、
保育園へと向かう。









先生「あ、沙織先生おはよう！また随分と機嫌悪そうだけど…」


沙織「おはようございます…眠いんですよ。ただそれだけです。子供たち来たらちゃんとするんで」


先生「あんまり無理しないようにね？」


沙織「ありがたきお言葉…」









あたしはとことん、朝が嫌いだ。









園児「沙織先生〜！！」


沙織「おー！おはよー！」









可愛い笑顔に、
あたしは心癒される。









嫌いな朝も、
この笑顔の為に乗り越える。









園児「沙織先生、彼氏いないの？」


沙織「うぇっ！？彼氏！？そんなのどこで覚えたの！！」


園児「ママが言ってたの！先生可愛いからきっと彼氏もいけめんだって！！」


沙織「はは…彼氏かぁ…今はいないよ！」









今時の子供はどうもませている。









休憩時間。
あたしはいつも暇だから
青い鳥を徘徊するか、ゲームをやる。






@aaaa
ツアーまじよかった！！おつかれ！！


@bbbb
ファンサもらえた！！マジで神だ！


@cccc
はまこた出没した居酒屋。ほんとにいい店だったよ！！







そこにあたしたちいたんだよ。
そうリプライしたくなった。









午後も子供たちとたくさん遊んで、
みんなのママやパパがお迎えに来て、
あたしも書類やらなんやら片付けて帰宅。









家に到着して、とりあえずご飯たべて
溜まった録画を観たり、DVDを瑞稀と観る。


と言っても、強制的に観せてるんだけど←









ああ、やっぱりのんちゃん。
すごくいけめんだって再確認して
お風呂入ってまたWESTの曲を聴いて寝る。






幸せな気持ちで
あたしは眠りに入る。








これがあたしの一日です。







頭の片隅で、
のんちゃんから連絡来ないかな、
なんて少し思ってるのは秘密。





あたしからも連絡は入れない。
忙しいといけないから。









あたしなりに待ってるんです。

妹の一日。→←またね。

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