すのぼーい１９【男主】 (ページ9)

今日:9 hit、昨日:48 hit、合計:96,286 hit

＊そんなキミだからこそページ9

佐「ふんふ〜ん」

上機嫌な俺！
そしてそんな俺の手には限定アイスが２つ！

Aが好きな移動販売車のアイスなんだけど
時期が時期だから今は全く手に入らなくて
「久しぶりに食べたいなぁ」なんて暖房いれまくった
暖かい部屋で恋しそうにしていたのは記憶に新しい

そのお店のアイスを試食する機会がラヴィットの
収録であって「ウチのAが大好きなんですよ！」って
言ったら喜んでくれた店長さんがカップにいれて茅ヶ崎さんと
2人で食べて下さいってくれて

今日はAと一緒の仕事だからマネージャーに
スタジオの冷凍庫で保管しておいてもらってたアイスを
そろそろ楽屋に来るころだからなんて取り出して
カップの蓋を開けてスプーンぶっ刺しながら
小走りしたのがいけなかった

　『本当にごめんなさい！』

佐「いや、俺のほうこそ
　あ、！服にアイスかかりませんでした？」

　『僕は平気です、
　でもアイス一つ落ちちゃいましたよね...」

佐「あ、えっと２つあったから大丈夫です！」

全然大丈夫じゃない
Aと一つずつ分けて食べようと思ってたのに、
はぁ...ホント俺の馬鹿

このカップアイスはAにあげよう
俺は美味しそうにアイス食べるAみれたら
十分じゃん。うん。そうしよ。

　「おはよー」

佐「A！おっち〜」

　「ふふ。大介今日も元気だねぇ...
　！大介それ、」

佐「Aに貰ってきたんだー！偉いだろ！」

　「偉い！優しい！可愛い！優勝！」

わーい！なんて喜んでるAマジできゃわ〜！
もうこんなA見れるなら十分よ。俺は

　「あれ？大介の分は？」

佐「俺は先に食べたー！」

嘘はついてない
スタジオで一口は食べたし！

　「ふーん」

佐「ほら！早くしないと溶けちゃ...んぐぅっ！」

　「ふふ。変な声」

佐「ちょ、A！？」

突然俺の口にスプーンを勢いよく
いれてくるからビックリしたけど、え？
口の中美味しい

　「よく分からん嘘つくんじゃないよ」

そう言った顔は泣きそうになるくらい優しくて

　「１個貰えたやつを俺にくれようとしたの？」

佐「...２個貰ったんだけど落としちゃった」

　「んはは！なにそれ勿体ねぇ〜」

笑いながら自分の口にもアイスを運んで
「んめぇ〜」って喜ぶAは今度はゆっくり
俺にもアイスを差し出す

　「一緒に食べた方が美味しいんだから
　分けて食べよ。ね？」

佐「ウチのAマジきゃわ〜っっっっ！」

　「んふふ。美味し〜」