＊もうホント疲れた ページ18
「ねえ、ゆっちゃん。
この間さ。翔太に会った？」
『会ったよ？え、もしかして揉めてる？
やば！ウケんね！』
「...全然ウケないけどね？」
『いや、なんかね？俺のこと男だって
気づかないからなんか可愛く思えてきてさ。
嫌な女ムーブかましてきたわ！』
「...マジで何してくれちゃってんの？」
ゆっちゃんから聞いた話はもう
頭を抱えてしまいたくて。
もう、翔太が俺を避ける理由とも
全てが繋がって。
とりあえず辰哉に連絡して翔太を
ウチまで連れてきてもらうことにしたのと
いまだにケラケラ笑ってる我が従兄弟にムカついて
翔太が来るまでガチ説教
『ねえ。A。俺仕事の時間だから
もう行ってもいい？誤解解けたしいいでしょ？』
「はぁ、うん。気をつけてね
着いたら連絡して」
渡「ッ！それ！そんなこと
俺言われたことないッ！」
「へ、？何が？」
岩「あー。なるほどね」
渡「着いたら連絡してとか、そんなん
言わないじゃん、」
「あー。癖なのかも。
ゆっちゃんが小学生の頃とかうち遊びにきて
ちゃんと帰ったか心配で言ってたから」
渡「小学、生？」
深「昔は今以上に女顔だったしねぇ
よく一緒にゲームしたよ、」
『あー！俺のこと心配してるAが
嫌だったんでしょ〜』
渡「なッ！」
『んはは！可愛いねえ』
渡「A。俺こいつと仲良くできる自信ない」
「うん。ゆっちゃん今、彼女と別れたばっかで
性格ひん曲がってるから。ごめんね？」
『マジで全員俺と同じくらい不幸になればいいのに』
岩「はぁ、悠之介くん。
お店まで送っていくよ、」
深「あ！照俺も帰る〜」
目「じゃあ俺は今日Aくんのとこに」
渡「めめ」
目「俺、全然Aくんとお泊まりできてない」
「今度またゆっくり遊びにおいで？」
目「約束したからね！しょっぴーもちゃんと
聞いてたよね！？お泊まり！」
渡「おれがいる時じゃなきゃ
ダメに決まってんだろッ！」
調子を取り戻したのかギャンギャン吠えまくる翔太
それは皆んなが帰るまで続いて2人きりになったと思うと
急に借りてきた猫のように静かになってしまって
「嫌な思いさせてごめんね？」
渡「いや、俺が勝手に。ごめん」
「...まあ、いきなり避けられてビックリはしたけど」
渡「ッ」
「理由が可愛かったから許すッ！」
渡「な、にそれ」
「んふふ」
渡「お前、俺に甘すぎな」
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作者名：ちーたろ
| 作成日時：2023年4月9日 20時
