リナリア (ページ33)

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目黒side

Aを家に泊まらせた日から

Aに会えていなくて

結局前に戻ってしまった

ラウ「めめって意外と奥手なんだね」

渡辺「こいつほんとダメ」

ウジウジしてる俺を容赦なくディスってくる2人

「いやもうね、あなたたちにはわからないの、この感じ！」

深澤「なにをそんなにクヨクヨしてんのか分かんないよね」

渡辺「そうなんだよ、なんなん？笑」

「いやまあ俺もわかんないけど…」

確かにあれから丸一日オフの日は無いし

朝が早かったり、結構遅くまで撮影したりと

俺自身が忙しすぎたってのもある

会えない理由って多分それだけじゃないし

この自分のモヤモヤがなんなのかも
俺すらわかんないし

ラウ「はやく告っちゃいなよ」

「いやあ…」

確かにラウールの言う通りなんだけど

今付き合えたとして

きっとAには寂しい思いをさせてしまうし

そもそも付き合える確率もわかんねえし

深澤「復縁ってなんか羨ましいわ」

渡辺「俺はね全然余裕だと思うよ、まじ」

しょっぴー曰く、

俺とAには空気感があったって

ラウ「いやほんとそう思うし、てか、この感じでさ、いい感じの雰囲気あるのに」

ラウ「めめ振られたらそういう女だったってことじゃない？」

深澤「おまｗｗ」

ラウ「誰にでもそういうことする子ってこと、それ以上もそれ以下もないわけ、」

「いや、まあ…、あいつはそんなやつじゃない、はず」

ラウ「でしょ？それがわかってんなら当たって砕けてみなって、砕けないと思うけど」

いや、こいつホントに最年少？ってくらい

ラウールに論破されて反論できず

「会う約束するとこからなんだよな、俺の場合」

ラウ「約束なんていらないっしょ、会いたいなら会いに行けばいいじゃん」

ラウールに言われて気がついて

撮影終わりのスタジオを
いつもより10倍早いスピードで出た