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さみしい ページ16
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"今日は同期と飲んで帰るね"
そうAから連絡が入ったのは
俺の仕事がちょうど終わった6時頃。
Aはそんなに酒が強くないし
あんまり飲みには行かせたくないから
いつもは俺がいるところ以外では
お酒は飲むなって言ってあって
それを破ることもないし、
行きたい飲み会があればちゃんと俺に相談してくるかわいいやつ
今日に関しては1週間まえから今日の飲み会を楽しみにしてたから
あんまり飲みすぎるなとだけ言ったけど。
Aの居ない家は寂しすぎる。
俺が家をあけてるときはAに
こんな寂しい思いをさせてたのかって
仕方がないとはいえちょっと後悔した。
もうすぐ12時になるのに帰って来なくて
いても立っても居られなくなって
車の鍵を持って変装もせず家を飛び出した
どこの店で飲むのか聞いてたからそこに向かった。
店の前に車をとめると、丁度
友達に支えられてフラフラなAが店から出てきて
車にあった帽子とマスクを慌ててつけて
「A！」
『あ！Aの彼氏さんですか？！飲みすぎちゃって…』
Aの友達に迷惑かけてすみませんって伝えてAを引き取った。
「あれえ、しょーたくん、？」
『A？大丈夫？』
「えへへぇ、しょーたくんだぁ」
顔を赤くして酒臭いAは
俺に安心したのかぎゅっと抱きついてきて
かわいくて仕方なくて
俺もぎゅってし返した
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作者名：pipi
| 作成日時：2020年5月16日 4時
