◎ 恋をしてみたい《 N.K 》

019. ページ19

.







ある日の夜

のんちゃんからの急な着信




「 もしもし、A？」

「 うん？どうしたん？」



冷静装ってるけど、中々焦ってんねんで



「 Aちゃんさぁ、俺んことどう思う？」

「 へ？！？！」

「 あ、いや、ちゃうねん！うーん… 」

「 か、かっこいいなあ…っておも…う 」

「 ほんまに？！」

「 うん！…ほんまに！」



なんで急にそんなこと聞くん

普通に期待しちゃうやん



「 そっかあ、俺かっこいいかあ 」

「 なにそれ！(笑)」

「 え？今な、急にAちゃんの声聞きたなってん 」

「 Aものんちゃんの声聞きたいなあって思ってたよ 」

「 絶対うそや！は〜もう、悪い子やな 」

「 ほんまやもん！」

「 わ！かわい！今日もバイトやったん？」

「 うん、今日は混んだ… 」

「 最近東京での仕事多いねん、今はもう大阪着いたけどさ 」

「 そう…なんや、ね 」





東京でなんにしてんねやろ

ラジオの収録？
リトラのロケ？




「 俺の仕事、知りたい？」

「 え？」

「 うっそー！教えませーん！」

「 のんちゃん意地悪や〜… 」




人を、笑顔にする仕事やろ？

何回、そののんちゃんに助けられたか



のんちゃんの存在が
どれだけわたしにとって大きいか




のんちゃん嘘ついてごめんね、

でも


ほんまにほんまに好きです


この気持ちは嘘じゃないって




いつか、のんちゃんのファンやでって

本当のこと言える日が来たとしたら



たくさんたくさん感謝したいなって思う






.

020.→←018.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す