堕姫 ページ40
ヒノカミ神楽 灼骨炎陽
炭治郎は人々を殺された怒りで次々と堕姫に斬りかかり、その勢いは堕姫を焦らせるほどであった
堕(こいつっ…さっきより速い!帯を斬って…)
今まさに炭治郎が堕姫の頸を斬ろうした瞬間頭の中に声がした
お兄ちゃん!息をして!
正気に戻った時には体が限界を迎えその場に崩れ落ちた
堕「惨めよね、人間ってのは。どれだけ必死でも所詮この程度。」
堕姫が炭治郎の頸を斬り落とそうとした瞬間、炭治郎を助けたのは怒りに満ちた禰豆子だった
禰「ヴーヴー」
怒りに満ちた今の禰豆子は上弦の鬼に匹敵する回復力で体を斬られようが即座に再生し、堕姫を圧倒し始める
堕「なんなのよこの餓鬼!!」
ガタッ
近くの屋敷から逃げ遅れた人が怯えていた
禰「…!!ガァァァ」
今の正気を失って鬼と化した禰豆子には餌にしか見えない
一目散に走って喰らおうとする
貴「禰豆子!」
人に飛びかかろうとした禰豆子をAが抱きしめて静止した
その際に禰豆子の爪がAの体にくい込み流血を起こしていた
貴「…っ禰豆子、大丈夫、大丈夫だから落ち着いてごらん?私との約束覚えてる?」
禰豆子は炭治郎が蝶屋敷で療養しているときAに預けられ二人の約束を交わしていた
〜月屋敷〜
貴「禰豆子、炭治郎が心配?」
禰「フンフン」
貴「この気持ち忘れちゃダメだよ?禰豆子が心配なのと同じ、炭治郎も禰豆子の事誰よりも心配してる」
Aは禰豆子の頭を撫でると、禰豆子は気持ちよさそうにご機嫌になる
貴「…禰豆子は私の希望なの、人を思いやれる鬼ならきっと元の人間に戻れる。生まれつき鬼の混ざった私には無理だけど禰豆子ならなれる」
禰豆子はあまり理解していないようだったがAの話をしっかり聞いていた
貴「…もし禰豆子が正気を失って人を食べそうになったら、私を食べて。人より回復も早いから腕くらいならあげれるから、その時人を傷つける悲しさ、苦しさを思い出して」
禰「…?フン」
言葉を理解したのか分からないが一瞬戸惑った顔をしてはしっかりと頷き、Aの手を包み頬ずりをした
〜現在〜
貴「…っ禰豆子、」
決して抵抗するつもりもなく鬼の禰豆子を受け止めるのはさすがのAでも痛みが走る
爪が何度もくい込み腕は真っ赤に染まっている
禰「…!?っっ!」
痛みに耐えるAの顔を認識すると禰豆子は正気に戻った
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鬼狩り - 伊之助は猪でもいいのでは? (2019年11月17日 11時) (レス) id: 08aa0443cb (このIDを非表示/違反報告)
あんや(プロフ) - 宇髄天元の四人目の嫁さん» 蛇柱ですものね、なかなか出てくる場面は少ないかと思いますが考えてみます! (2019年10月13日 23時) (レス) id: aa698dd1b5 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - 蛇のが良いと思うのですが… (2019年10月13日 1時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
あんや(プロフ) - 暇人さん» アドバイスありがとうございます!そうですね!次の登場からそうしてみます! (2019年10月12日 17時) (レス) id: aa698dd1b5 (このIDを非表示/違反報告)
あんや(プロフ) - みるく大福“もちもち”さん» ありがとうございます!私も同じく漫画持っていないので一緒にお互い頑張っていきましょうヽ(;▽;)ノ (2019年10月12日 17時) (レス) id: aa698dd1b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんや | 作成日時:2019年10月12日 0時